玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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2015-01-01から1年間の記事一覧

PCのリカバリ

▼パソコンがいかれた。ずっと調子が良かったから油断していたものの、パソコンというのはいかれるのであった。今使っているノートPCが致命的にクラッシュしたのは初めてのことだ。工場出荷状態に戻すため、リカバリディスクを探したが出てこなくて青ざめる。…

iPhoneから送信

▼いまだにガラケーを使っている。特に理由はない。ガラケーを使っていると「なんでいまだにガラケーなんですか」と言われることが多い。「宗教上の理由ですか?」と、からかわれることもしばしばである。そんなやつには、わたしの神であるガラケー神によって…

闇の深さ

▼仕事でお世話になっている会社へ。行きの電車の中、豪快に口を開けて寝ている若者がいた。若者の前に立っているおじさんは、スーツのポケットからほこりのような物を取り出すと、指の先で丸めて弾いて、寝ている若者の口に入れるゲームを始めた。口の中にほ…

▼隣席のTさんがペン習字を始めていた。以前に彼女が書いていた字は、漢字が正しく書いてあるのに間違って見えるという、どこかバランスがおかしい文字だった。見る者を不安にさせるところがある。「呪いのお札とかに書いてありそう。殺人文字だ」と言ったら…

トレーニング

▼一緒に仕事を請けているN氏がトレーニング器具を購入。「夏に向けて腹筋を6つに割るのだ」と張り切っていたN氏である。器具を見にN氏のお宅へ。腹筋台に背もたれ、足元にはバーが付いていて、一台でお腹、背中、腕、太もも、ふくらはぎなどのトレーニングが…

ストレス

▼ストレスについての本を読む。ペンタガストリンというストレスホルモンを増やす薬を治験者に点滴する。その際、治験者にあらかじめ「この薬を点滴すると気分が悪くなります。悪くなったら、手元のボタンを押すと点滴が止まります」と伝える。治験者は手元に…

白のタンクトップ、ヤクルトの人

▼以前勤めていた会社の会長と食事。80歳を超えてまだまだ元気。よく食べ、よく喋る。死ぬことを忘れているのではないか。心配になる。テレビにタレントの武井壮さんが出ていた。いつもどおり白のタンクトップだったが、それを観た会長は「テレビに出るかっこ…

STB

▼ケーブルテレビのSTBが新しくなりました。STB(Set Top Box)とは、ケーブルテレビのチューナーです。テレビの上に置く箱ですね。前はパイオニアのものだったが、HUMAXになってサイズが小さくなった。だが、冷蔵庫のようなブーンという駆動音が出る。STBに…

球春到来

▼野球が始まりましたね。球春到来。わたしが応援する中日ドラゴンズは、初戦から二戦連続サヨナラ負けという地獄のような開幕を迎えた。まるでわたしの人生を象徴するような‥‥。やめて、そのたとえ。▼ローソンでオマール海老の揚げ物を買う。オマール海老が2…

卒業式

▼打ち合わせの予定が延期になった。約束の相手が、お子さんの卒業式に出るので都合が悪くなった。今は父親が小学校の卒業式に出るというのは珍しくないのかもしれない。わたしが子供の頃は稀だったと思う。母親はともかく、仕事を休んでまで来る父親は記憶に…

▼店員がぴったりとくっついてくる店が苦手だ。今回、靴を買った店も店員がついてくる。ただ、彼自身もうるさくされることが嫌いなのか、適度な距離感が良かった。しつこくされたりはしない。皮のウォーキングシューズを一足買った。店員は、店から他の商品も…

偽造

▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(小学5年)と話す。ついにター坊も6年に進級。絶対、留年すると思ったんだけどな。これを留年させないで誰を留年させるのだ。などと言いつつ、おめでとうございます。6年に上がるにあたり、先生から目標を書かさ…

意思が強い

▼友人A子の資格の勉強について聞く。A子は意思が弱く、ついついテレビを観てしまうことから、朝4時に起きて勉強しているという。たしかに朝4時ならば面白そうな番組はない。というか、放送自体しているのだろうか。テレビを観ないがために毎朝4時起きで勉強…

抗議

▼お世話になっている会社へ。知人のフェイスブックを見て、知人の生活の充実ぶりを妬むのが趣味の卑屈くんと昼ご飯へ。卑屈くんはなぜかバレンタインの義理チョコについて熱く語り出した。当初、感謝を込めて上司などに贈られていたであろう義理チョコも、も…

フライパン

▼隣席のTさんがおらず退屈だった。部長の悪口を言えないことが、こんなストレスになるとは。片腕をもがれた気分である。翌日、Tさん出社。片腕復活。着脱自由だとすると、まったく痛くなかったのかもしれない。聞けばインフルエンザだったという。Tさんは…

納豆オムレツ、別れ話、SNS

▼朝食がマンネリ化したので新メニューとして納豆オムレツを作ってみる。一見合わない納豆とオムレツが作り出す新たな感覚に期待した。だが、思っていたものとちょっと違う。自分を励ますために「これは新感覚!」と、つぶやいてみたものの、マズい方向に新感…

終わる

▼長年読んでいたブログが消滅してしまった。終わりというのは唐突に来ますね。前日まで更新されていたのに、次の日にはブログは削除されて過去ログも読めなくなってしまった。終わるという予告も気配もなかったのだけど。リアルでの関係はまったくないから、…

捻じ曲げる

▼お世話になっている会社へ。部長と合流して打ち合わせに向かう。ガードレールのない道を歩いていたところ、後ろから来た猛スピードの車に部長が引っ掛けられそうになる。もう少しで事故になるところだった。そのときに部長が話していたのは「生協のパン、め…

再会

▼フランスでテロがあったり、日本人二人の殺害予告があったり、最近はテロ関連のニュースが多い。国同士の戦争は20世紀で終わり、21世紀はテロ組織と国の戦争になっていくのだろうか。▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(小学5年)と話す。「見て見…

猫はピザの夢を見る

▼N氏の家で打ち合わせ。ホームズという太った猫がいる。ホームズと丸一日一緒にいたが、一日二十時間ぐらい寝ているようだ。猫は、人生ならぬ猫生の5/6を寝て暮らしていることになる。とすると、起きている時間よりも、猫生の大部分を占める夢の時間のほうが…

転職

▼年始か年末か忘れてしまったが、クイズ番組に作家の西村賢太さんが出ていた。たまにクイズ番組で見かけることがある。好きなのかな、クイズ。「お金になるからです」とか言いそうだけども。私小説の「苦役列車」を読む限りではテレビや芸能人を嫌っている印…

新年会

▼お世話になっている会社で新年会に出る。年寄りテーブルと若者テーブルに分類されておりましたが、なんとか若者テーブルに入ることに成功した。去年は年寄りテーブルに呼ばれ「誰が一番重い病気を経験したか自慢しあう」という、正月からめでたくもなんにも…

年末年始

▼年末年始やお正月という感覚が喪失してしまった。ともあれ年が明けた。あけましておめでとうございます。スーパーは正月初売りということで元旦から店を開けている。それもふだんより一時間も早い。いつもより余分に働いている。仕事のメールは来るし、年賀…