玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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PCのリカバリ

▼パソコンがいかれた。ずっと調子が良かったから油断していたものの、パソコンというのはいかれるのであった。今使っているノートPCが致命的にクラッシュしたのは初めてのことだ。工場出荷状態に戻すため、リカバリディスクを探したが出てこなくて青ざめる。

この前、急遽思い立って掃除したときに捨ててしまったのかもしれない。資格の勉強を始めようとしたとき、不意に掃除したくなったのだ。こういうことは学生時代からよくあった。掃除が嫌いな人がいたら勉強を始めることをお勧めしたい。すると部屋がきれいになる。勉強は進まない。掃除をすると、何か成し遂げた気になるから厄介だ。そして今のわたしがある。

リカバリディスクがなくて途方に暮れた。CDケースをひっくり返してもそれらしい物はない。ふと、友人から「困ったときに開けてみろ」ともらったケースが目に入った。おとぎ話か何かにありそうな話だけど。まさかリカバリディスクが入っているとか。この際、とりあえずXPでもかまわない。

ケースの淵が接着されており、カッターで糊をはがすと一枚のDVDが入っていた。ディスクの表面にマジックで「人妻美人スナイパー ひとみ(無修正)」と入っている。必死にリカバリディスク探して、こんなのが出るとは。久しぶりに純粋な殺意というものを思い出した。ひとみが殺らないなら、わたしが殺るという心意気。とはいえ、友人の好意を無にするようでは人間失格だと思う。そういうのよくない。早くリカバリディスクを探して、ひとみを確認せねば。

ふと思い出したが、ノートPCはそもそもリカバリディスクが付いてこないことが多い。内臓されているんですね。OSを起動してF8を連打するとフォーマット画面が出た。わはははは。幸せの青い鳥は常に足元にいるのです。ということで、なんやかんや2時間ぐらい掛けてリカバリに成功した。そんで今、日記を書いている。

肝心の「人妻美人スナイパーひとみ(無修正)」であるが、いざ再生してみると何も入っていない。空のメディアだった。からかわれたのだ。しかし、このディスクは10年ぐらい前にもらったと思う。友人は一度も「あれ、開けてみた?」などと訊いてこなかった。そこに感心する。ふつう、いたずらを仕掛けたら、ちょっと言いたくなると思うのだけど。


▼先日、温暖化についてのドキュメンタリーを観た。二酸化炭素の増加と温暖化の関係は証明されてはいないものの、温室効果により地表を暖めることは説明されている(地球環境研究センター)。

興味深かったのは、温暖化とテロの関係である。気候が不安定になり、集中豪雨が起こる一方、別の地域では旱魃が起こる。旱魃によって農作物(主に小麦)が不作になる。アフリカでは小麦が主食で消費量も多い。食料価格の高騰によって貧困が加速し、貧困から逃れるためにテロ組織などに加入してしまう者も多い。自然エネルギーに切り替えたり、LED化などで消費電力を減らすことがテロを減らすことにも繋がるのだという。

なぜ突然こんなことを書くかといえば「人妻美人スナイパーひとみ(無修正)」の話がくだらなかったからである。バランスをとりたい。ただのアホだと思われたくないという、さもしさ。ところで、何度か「人妻美人スナイパーひとみ(無修正)」をDVDトレイに入れ直してみた。DVDが認識されないだけで、本当はちゃんと中身が入っているんじゃないか。でも、何度出し入れしても、やっぱり入ってないんだなあ。でもでも、本当は入ってるんじゃないの~? と、もう一度出し入れしてしまうが、やはり駄目だ。なぜだ。温暖化の次に気になる。温暖化の次に、いきなりそこに行く。そういう人間でありたい。
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