玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

毛虫

▼朝、お世話になっている会社へ向かっていた。いつもより時間があるのでのんびりと遠回りをする。雑居ビルが立ち並ぶ中に、そこだけぽっかりと開けて、置き忘れられたような畑があった。もう収穫されてしまったのか、何も植えられている様子はなかった。 剥…

隣人

▼これは以前にも書いたかもしれない。ご近所さんが迷惑なのである。わたしは大抵のことは我慢するし、周囲とも仲良くやっていきたい。笑顔でハイタッチをしたいし、ハグもしたい。突然ハグをして通報されたい。ちょっと何書いているか、わかんなくなりました…

雷雨

▼今日も短時間にものすごい雨と落雷があった。少しではあったが雹も降った。この前は竜巻が起こったし、まったく最近の気候はどうかしてる。だが、そもそも地球は人間が暮らすようにできているわけではないのだから、気候が不安定でも当たり前である。地球は…

謝らない

▼5月22日のレンジャーズ×マリナーズ戦でダルビッシュ投手が4回5失点で降板した。いくらいい投手とはいえ、シーズンに何度かはそういうことがある。交代を告げたワシントン監督に「Sorry」と謝ったという。試合後の記者会見で、地元記者から「なぜだ?(…

映画「バティニョールおじさん」

・バティニョールおじさん2002年 / フランス・ドイツ / 監督:ジェラール・ジュニョ / 戦争を舞台にした映画 【あらすじ】 ネタバレしてます。1942年、ナチス占領下のフランス。肉屋を営んでいたフランス人のバティニョール(ジェラール・ジュニョ)だが…

靴下

▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(小学三年)のマイブームは、ワサビ醤油らしい。小学三年らしからぬ趣味。学校から帰ってくるなりいそいそと小皿に醤油とワサビを混ぜ合わせ、箸でペロペロ舐めているらしい。なにそれ。ほとんど妖怪じゃないです…

金環日蝕

▼金環日蝕でしたね。なんだかずいぶんテレビが取り上げていて、その報道を見ていたら「あーもー、イヤ!そっとしといてくれたら見るのに。君らが無理矢理盛り上げようとするから、ぼかぁ見ないよ!」という気分になった。スカイツリーの報道もそんな感じです…

引越し

▼友人A子が引越しをした。2年に1度は引越しているような気がする。「女は、引越しをすればするほどいい女になる」という独特の哲学を持っている。どういうふうに頭を打つと、そんな結論になるのかがわからない。かわいそうな人である。 引越し先の近くまで…

映画「プリンセス・トヨトミ」 Carte

▼プリンセス・トヨトミという映画がテレビでやっていた。本を読みながら観るともなく観ていたのだけど、よくわからなかった。とても風変わりな設定の話で、今でも大阪は密かに大阪国というものを作り、豊臣家の末裔を守っているというような内容だった。 大…

小遣い

▼先週、友人夫婦の家にお邪魔した。友人夫婦の子ター坊は小学3年にして、ついに小遣いを月100円もらえることになった。とても浮かれていた。とはいっても月100円ていうのはどうなんでしょう。まあ、お菓子も何もみんな親が買うのだから、それぐらいで…

ソバ屋

▼駅前のソバ屋がつぶれてしまった。実に愛想のない店主がやっているソバ屋だった。会社の人からは「なんであんなソバ屋に行くの?」と言われていたが、わたしは別段愛想がないのは気にならない。たまにはそういう店があってもいいと思う。 で、そういう店は…

映画「フローズン・リバー」

・フローズン・リバー2008年 / アメリカ / 監督:コートニー・ハント / 人間ドラマ 愚かというのは簡単だけど【あらすじ】ニューヨーク州最北端の町。貧しい生活の中、新居の購入費用を貯めていたレイ(メリッサ・レオ)はギャンブルにはまった夫にその購入…

憲法記念日

▼向田邦子の「父の詫び状」を読んでいる。作中の父親はよく怒鳴り、殴り、暴れ、でも優しい一面も持っている。著者も過去のことだからこそ笑って書けたものの、当時はだいぶ困ったことと思う。ひょっとして父親を嫌っていたかもしれない。 人を心から許せる…

ギロチン

▼今年の連休は雨が多い。気分を浮き立たせるためになにか季節の物でもと、初鰹とタケノコの刺身を食べました。戻り鰹のほうが脂が乗っているといいますが、今年の初鰹は脂が乗っていておいしかったです。タケノコの刺身は、ほろ苦さが良かった。 日本酒に合…