玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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謝らない

▼5月22日のレンジャーズ×マリナーズ戦でダルビッシュ投手が4回5失点で降板した。いくらいい投手とはいえ、シーズンに何度かはそういうことがある。交代を告げたワシントン監督に「Sorry」と謝ったという。試合後の記者会見で、地元記者から「なぜだ?(なぜ謝ったのか)」と質問が出たと記事にある。(スポナビ) 日本人投手が早い回に降板すると、試合を作れなくてファンやチームメイトに申し訳ないとコメントすることは珍しくない。アメリカの記者は、謝った理由がわからないというのが面白かった。謝らないんだなあ、むこうは。 ワシントン監督のコメントも「そういうときもあるから、絶対に謝るな」というものだった。真面目に取り組んで、それでも打たれたのだから仕方ないということなのだろう。アメリカ人のこういう考え方は良いものだと思う。 そもそも、打つ方も打たれる方も真面目にやっているのだから、打たれたからといって謝るようなことではないのかもしれない。申し訳ないという気持ちは自然なものだろうけど。とするとですよ、社会人はしばしば謝らなければならない場面に遭遇する。 その相手は取引先だったり、上司だったり、さまざまである。彼らは何かというと、「バカ」「アホ」「死ね」と罵り、「指を詰めろ」と言い、「ハラを切れ」と言う。最終的には、内臓を売らされる。どんな会社か。 しかし、アメリカ式に考えれば、ベストを尽くしたのだから謝る必要がないとも言える。今後は、謝らなくてもいいのではないか。みなさんは胸を張って、メジャー流に自分の立場を主張すればいいと思います。 「自分は~、真面目にやってたんすけど~、なんかうまくいかなかったっす。だから、オレは悪くない」 クビになるんじゃないかな。というか、是非クビにしてください。お願いします。