玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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お節料理

▼今年はお節料理を重箱に詰めるのはやめました。どんどん簡素化する。お節料理というのは、普段忙しい主婦が正月ぐらいは休めるように日持ちがする料理を作っておくことだったと思う。それなのにお節料理自体が特殊なものになってしまい、作るのに技術がいるというのは逆転現象が起きているような。ま、いいんだけども。

 

年末に味噌漬けブームが到来し、豆腐の味噌漬け、チーズの味噌漬けを仕込んだがチーズは今一つでした。普通のチーズを使ったのが良くないのかな。クリームチーズだと美味しくなるという書き込みを見た。親戚が大量に野菜を持ってきてくれたのでトマトのフライ(ハワイ料理)を作ってみたものの、これも今一つ。そして伯父は正月早々スマホを失くした。今一つから始まる正月。今年は正月に悪い事が出尽くした、と考えるのがよいのだろう。いや、これこそが悪夢の始まりだったことを私はまだ知らない、という可能性も。なぜ正月から不吉なことを。

 

 

▼書いた小説を読んでもらったり、人が書いた小説を読んだりする年末年始。ちょっとだけ書いてからわかったのだけど、少し小説の読み方が変わってくる。今まで気づかなかった部分にも目が行く。この人は風景描写が苦手なのではとか、この部分を厚くしてあって、きっとここを読んでほしいのだなとか、意図が見えてくる。読み手から見えている景色は50%のものでしかないのかもしれない。書き手の景色というものもあって、今までとは違う楽しみ方ができる。

 

きっとこれは小説だけではなくていろいろな分野でもそうなのだろう。読み手側、サービスを受けている側というのはあまり考えずに楽しめるものだけど、書き手側、サービスを行う側は、読み手側の何十倍も考えないと作れない。それは大変であると同時に得られるものも大きい。より細かなところ、深いところも見えてくる。とにかく手当たり次第になんでも作っていこうかなという。

 

 

▼ゲームの感想「Subnautica」その8を書きました。ついに終わったサブノーティカ。自由度が高い楽しいゲームだったなあ。自由度を限界まであげていくと、結局今いる世界をゲームの中に作るというのが究極の形になるのかなあ。会社勤めがあって、給与が支払われて、物を食べたり排泄したりしなければならないような。