玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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AI裁き

▼AIでタイトル画像生成。一週間もたたないうちにタイトルを替えた。生成に3分、文字入れに2分ぐらいしかかかってない。よもやこんな時代がこようとは。AIで文字入れはできないが、やがて文字を入れる機能も実装されるはず。座標を指定して入れるのなら、今でもできそうだけど。進歩が早いので1週間ぐらいでどんどん新しい機能が登場している。すぐに浦島太郎になってしまう。

 

 

AIで地獄のマスコットキャラを生成。地獄ちゃん、かわいや。これはBingイメージクリエーター(DALL・E3)を使いました。どれも似たような感じで、どこかにいそう。

 

少し前は画像生成だけだったが、今は生成したものを動かす人たちもいる。同一のキャラクターを生成し、それをパラパラ漫画のように動かしているだけだと思うが、いずれは好きなように動かせるときがくるのかも。AIが生成したアニメを観る時代がくるのはそんなに遠い日ではないかもしれません。

 

AIを使用しない日は、もうなくなっている。何かしらで頼っている。イスラエルとパレスチナ問題を理解するため「本や映画を教えて」と頼んだ。

 

 

あっという間に4つの作品を挙げてくれた。さすが。ちなみに一番上の『パレスチナ問題』だけは存在するが、残り3つはでたらめで、そんな作品はなかった。おいいいいいい。大嘘つきではないか。ほんと、しれっと嘘をつくからなAIは。結婚詐欺師とか向いてると思う。

 

AIで翻訳するのも当たり前になった。だが、最近はちょっと人間を舐めてきているのではないか。

 

 

どうも信用できないところがある。「Why not」は「なんでだよ」ぐらいはいいとして「なんでやねん」は、いきすぎでは。AIから試されているのを感じる。

 

 

 

▼お世話になっている会社へ。部屋に奇妙な虫が出る女こと虫ちゃんは、会社でのタコ焼きパーティーを企画していた。前にも1度やったような。CCで届いたメールを見ると、メンバーの中に卑屈くんの名前だけがなかった。理由を訊くと「どうせ参加しないのわかってるから」ということだった。でも、誘われて断るのと、はじめから招待が来ないのはまったく違う。のけ者にされているように感じるかもしれない。出ない人間だって、きちんと誘われて断りたいものだと思う。小さなことで人間関係はこじれる。卑屈くんにもメールした方がいいと伝えると「え~、めんどくさい」といいつつ、虫ちゃんは卑屈くんにあらためてメールを送ったようだった。この二人は元からあまり相性がよくない。

 

卑屈くんが「タコ焼きパーティーのメール見ました?」と私の所にやってきた。うなずくと、ちょっとメールを見せてほしいという。卑屈くんは私宛のメールを確認すると、にやりとした。「いやあ、しゅんさん(私のこと)のメールはCC(指定したメンバーに一斉送信できる機能)じゃないですか。僕宛にはなぜか、CCじゃないメールなんですよ」と、やけに嬉しそう。卑屈くんは、虫ちゃんが好意から卑屈くんにだけ特別にメールを送ったと勘違いしているようだった。CCか、普通のメールか、やけに細かい所に気づくのが卑屈くんの怖さであり、面倒くささであり、オタク特有の思いこみの激しさともいえましょう。私も気をつけよう。

 

どう説明したものか、いやこれは説明しないほうがいいのか、と迷っていると卑屈くんが畳みかけてくる。「あれ~、しゅんさん、ひょっとして嫉妬ですかあ? みっともないなあ。でも僕、虫ちゃんはタイプじゃないんですよ。メイドコスプレとか似合わなそうだし。申し訳ないけどごめんなさいって感じですかね」などといっている。卑屈くんは満足そうに去って行った。アホでよかった。

 

でも、何か頭にきたので虫ちゃんに「卑屈くんに勝手にフラれてたよ。ウケケケケ」と伝えると、虫ちゃんは激怒していた。ギャルがオタクにフラれるのはプライドが許さないのかもしれない。しばらくして卑屈くんから「最近虫ちゃんの当たりがきついような気がするんですけど‥‥たこ焼きパーティー断ったからですかねえ‥‥」と意気消沈していた。申し訳ない。結果、こじらせてしまったな、私のせいで。

 

私は今回の件を全員にそれぞれ責任があって、みな1/3ずつ悪いと評価しました。これをAIに入力し、責任の比率を出すように求めました。文中のAが虫ちゃん、Bが卑屈くん、あなたが私のことです。

 

「この状況を分析すると、それぞれの関与度は以下のようになると考えられます。

  1. Aさんの責任:Aさんはタコ焼きパーティーの幹事であり、連絡を送る責任があります。しかし、Bさんにだけ個人宛のメールを送ることで誤解を招きました。また、自分がBさんを好きではないことを知りながら、Bさんにメールを送ったことは状況をさらにこじれさせました。そのため、Aさんの責任は高いと言えます。

  2. Bさんの責任:BさんはAさんに興味がないことを示唆しており、Aさんが自分に好意を持っていると勘違いしていたことが明らかになりました。そのため、Bさんはその誤解を解く努力をしなかったことが一因となっています。

  3. あなたの責任:あなたは状況を解決するためにAさんにアドバイスを与えましたが、Bさんに個別のメールを送るようアドバイスすることで、誤解を招く可能性があることを考慮していませんでした。

したがって、責任の比率は次のようになります。

Aさんの責任:60% Bさんの責任:30% あなたの責任:10%」

 

ですって! AIが複雑な状況をそれなりに理解することに驚いた。状況が少し違うところもあるのだが、一応納得するところもあった。虫ちゃんに「虫ちゃんが6割悪いって!」と伝えると逆切れされ、私が100%悪いといわれた。そんなばかな。これだから人間は駄目だ。AI大岡越前みたいなのに裁かれる時代がもうそこまで来ているのかもしれない。あと、二人の関係は険悪なままです。元から険悪だったし、しょうがないな! はーい、この件は大岡裁きにより一件落着。めでたしめでたし。

 

 

 

▼映画の感想に『オバマ元大統領が選んだ今年の作品』を追加しました。観る物が思いつかないとき、誰かのお気に入りを参考にするのもいいかもしれません。なぜオバマなのか。それは私もよくわからない。そういう気分だったとしか。しかし、これだけの数のお気に入り映画を挙げるということは、観ている総数はこの5倍とか10倍になると思う。オバマ、実はヒマなのか。そうなのか。