玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

球春到来、AIが漫画を描く日

▼野球のWBC強化試合が始まった。WBC日本代表と私の応援する中日ドラゴンズが戦う。パリーグの強化試合は強豪であるソフトバンクが行ったが、なぜセリーグは去年ビリの中日がやるのか。もっと他にいいチームがいくらでもあるだろうよ。あれか、中日を虐殺し、勢いをつけてWBC本番へ雪崩こむつもりだろうか。ならばよし。

 

ところが開けてびっくりで、試合は7対2の大差で中日が勝利した。これにもっとも困惑したのが中日ファンだと思う。中日といえば毎試合せいぜい2得点がいいところ。それが日本代表相手に7点とは。どこか悪いのではないかと心配になる。

 

 

 

▼野球で思い出したが、初代タイガーマスク佐山サトルさんの話をラジオでやっていた。プロレスファンならば佐山サトルは、礼儀正しいが、怒らせるととんでもなく怖い人という印象があるのではないか。今のプロレスラーはトークも軽妙だし、冗談も通じる。ずいぶん柔らかい感じがある。佐山にはそれがない。

 

子供とファミコンか何かの野球ゲームで遊んだとき、点差がついて子供が不貞腐れてしまったという。佐山は子供に「おい、てめぇ、なんだその態度は」と怒り「殺すぞ、この野郎」までいったという。手は出なかったそうだが。点差がついても子供相手にも手を抜かないというか、抜けないところが佐山らしい。結果、172対3で佐山が勝ったという。いや、頭おかしいよ。そりゃ、子供もやめたくなりますよ。なに172点て。4時間ぐらいホームランを打たれまくったという。もう一生野球やんなくていいってなる。

 

 

どうかしてるいるが、佐山ならとうなずける部分がある。そのエピソードが載っているという本を注文した。楽しみ。

 

追記、このちょっとどうかしているエピソードは載っていたものの、本は佐山について多くの関係者から証言をとり、丁寧に検証したものでした。佐山の言い訳しない性格が多くの誤解をうみ、人間関係に歪が生じてしまったように思える。ただ、この人は真摯に格闘技を追及したかっただけなのではないかと思えるのだ。

 

 

 

▼最近はあまり映画も観ず、画像生成AIをいじっていた。プログラムも絵も描けないのに、誰でも簡単に絵を生成できることに驚く。

 

 

猫耳娘というのをつくってみた。なるほど簡単にできた。猫耳をつけると、元からあった耳と合わせて耳が4つになってしまうがそれはいいのか。音はどっちで聴いているのだろう。それが気になる。猫耳ファンたちはどう解釈しているのだろう。どうでもいいと思います。

 

AI絵の分野は進歩が速い。AIが苦手なのは同じ人物を出力することなんですね。一枚いい絵ができても、また次の絵を出力すると違う人物になってしまう。これを固定するためにSeed値に同じものを使ったり、特徴を学習させたLORAやtextual inversionというものを用いたり、出力するデータを安定させようとする。それからcontrol netという、人物に好きなポーズをとらせる技術も発達してきた。それと背景を固定できればかなり便利になる。

 

これらが進歩すれば、絵をまったく描けない人が、AIに漫画を描かせることも可能になるだろう。かなり近い未来に実現するのではないか。わくわくする。