玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

私は英語が話せます、話せるんだ

▼以前、駅で日本旅行中の外国人に道をたずねられたことがある。何度か訊きなおすことで、相手の言葉の意味がわかった。なんだ、英語はなせるじゃないか。義務教育は無駄ではなかった。そう思ったのも束の間、二人の後ろに隠れていた5歳ぐらいの男の子が、私に向かってものすごい勢いで話しかけてきた。一方的にしゃべって「うきゃきゃきゃきゃ~」と笑っていたが、なんにもわからないという。本場の英語、まるで理解できん。

 

大人はこちらのレベルに合わせてゆっくりしゃべってくれるが子供は容赦がない。私の自信は粉々になった。元から粉々レベルではあったけど。過去にそんなことがあり、ネットでみつけた無料英語学習サービスDuolingoを始めた。

 

 

正直なところ、Duolingoにどれほど効果があるかわからない。文法は中学レベル程度、リスニング、英作文、発音練習などがあります。自分がいいたいことはなんとかいえるぐらいの作文力はつく。特にリスニングは、ものすごく簡単な文章でも聴き取れないことがあるので、やった方がいいかもしれない。

 

だが、このサイトが本当にいいのはとにかく執拗にメールを送ってくるところ。「おまえ、今日はまだやってないけどいいのか?」「連続記録がとぎれるけどいいのか?」「本当にいいのか?」とストーカーのように執拗にメールを送ってくるので偉い。結局、勉強は継続しかない。私の連続学習記録は150日を超えた。

 

そして今日、私にリベンジの機会が与えられた。取引先の会社に外国人の男性が来ており、その人は以前に私の自信を打ち砕いたのと同じ、5歳ぐらいの男の子を連れていた。男性が仕事の話をしている間、私がその子の相手をすることになった。その子が「ジェイミー」と名乗ったのがわかった。「どこから来たの?」とか「どれぐらい日本にいるの?」とか、簡単な英会話はできた。だがジェイミーは楽しくなったのか、興奮して早口になってきたらもうわからない。以前きいた「ウキャキャキャキャ!」が「Ukyakyakyakya!」ぐらいには聴こえた。私はたしかに上達している。意味わからんけど。いいたいことは一応いえるようになったが、相手のいってることはさっぱりだ。みなさんも是非Duolingoで学習して敗北感を味わってもらいたい。

 

 

 

The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition (STEAM版)を1名の方に差し上げます。2016年発売のわりと古いゲーム。剣と魔法のファンタジーで自由度の高い作品。プレイしたことのない方はいかがでしょうか。ダイレクトゲームズというサイトで、何が入っているかわからないランダムボックス(1000円)を引いたところ、スカイリムが当たってしまいました。私はすでにスカイリムを持っているので、どなたか欲しい方にスカイリムのSTEAMキーを差し上げます。シクシク。

 

 

スカイリムはストーリーはあるものの、好きなことをしてもいい。世界を救う英雄を目指すのもいいし、泥棒になって城を荒らしまわってもいい。このゲームには巨人がいて、戦いを挑むと空中100メートルぐらいに打ち上げられて死ぬことがある。ホームランを打たれる感じ。それが面白くて何度も死んで遊んでいた。

 

で、接近戦で挑むと即死するので、離れたところから弓でプチプチやっていた。なかなか巨人が死なず、追いかけられている間に街に逃げこんだ。巨人が追いかけてきて暴れまわり、街が壊滅するということがありました。スカイリムは他のRPGと違い、登場人物が死ぬと生き返らない。クエストやストーリーが始まらないまま、終わってしまったものもあるはず。巨人に街の人が殺されたからなにもわからない。作り手の気持ちを考えると、普通は自分が作ったシナリオを隅から隅まで楽しんでほしいというのが人情だと思う。それをパッと切り捨てられるのはすごい。いやあ、思いきったゲームだと感心した。もうあれ以来、巨人をつつくのはやめた。街が滅ぶので。そんな自由なゲーム。

 

ランダムボックスのSTEAMキーの入力期間は1週間ぐらいかもしれません。やってみたい方は、1/25ぐらいまでにメール(tamadiary01@gmail.com)をください。当選した方のみにメールを返信いたします。お気軽にどうぞ~。

 

 

 

▼映画の感想『LAMB/ラム』『深夜の告白』を書きました。『LAMB』は不思議な雰囲気の北欧ホラー。羊の子が生まれたが異様な姿で‥‥か、かわいい! なんだかよくわからない話。

 

『深夜の告白』はビリー・ワイルダー監督のミステリー。この頃、犯人がわかっている倒叙ミステリーというのは斬新だったかもしれません。古いですが楽しめました。