玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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リアリティ

▼死人(しびと)の頭から髪の毛をむしってカツラを作り、下人にぶん殴られていたらもう9月。時が経つのは早いもの。

 

公民館のようなところにいて、外へ出ようとしたら履いてきたサンダルがない。その場には小学校にあがるかどうかぐらいの子供が5、6人。履物を投げ合って遊んでいる。楽しくなって盛り上がってしまい、人の履物も投げてしまっている様子。私のサンダルは片方がない。私の様子を見て察したのか、子供たちの父親か引率者らしき男性が「おまえら、ストーップ」というと、子供たちはピタリと動きをとめた。子供たちを見ていくと、その中の一人が私のサンダルを持っていた。子供にサンダルを返してもらう。

 

「まったくうちの子供たちはヤンチャで」という感じの父親。ここで私が「元気なお子さんですね」といえば丸く収まるのだろう。でも、何か釈然としない感じがした。子供たちが暴れるのは仕方ないが、監督者はせめてきちんと注意すべきではないのか。監督者から一言詫びがあってもいいのではないかと思った。だが、この場に流れていた和やかな空気を壊さないように私は何もいわずにその場を去った。しかし、すぐにこれでよかったのかと自問自答した。場の空気を壊さないことばかり考えた自分と、この監督者にわずかな憤りを感じながら目を覚ました。

 

というか、夢ならもっと血沸き肉躍る冒険活劇とか酒池肉林ウハウハな夢とか、振り切った楽しいものが見たい。夢さえも地味で現実にありそうなものを見る。夢はリアリティを追求しないでいい。

 

 

 

▼体重が71キロ台から65キロ台へ。運動しても、そろそろ減りにくくなってきたかなと思う。63キロが標準体重なのだけどあと2キロ減ってそこまでいったとする。その先はどうなるのか。運動をやめてもいいのかな。だが、やめればリバウンドするだろう。一生運動を続けねばならないのか。おやつももう何か月食べてない。私はポテチをもう食えんのか。ダイエットは呪い。

 

 

 

▼映画の感想『モンスターハンター』を書きました。前評判が悪い作品で、その悪評を確認するために観たところもある。性格の悪い観方よ。でも、そこまで酷評される作品でもないように思いました。普通の冒険活劇のような。モンスターがとてもよくできています。