玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る(オードリー・タン)

▼1か月に1キロずつ、体力や筋力を落とさないように体重を落としている。体重は65キロ台に入った。今年の3月にはじめたときは71キロぐらいあった。すべてはあすけんの女のおかげ。人は監視されてこそサボらずにできる。監視国家バンザイ。

 

家にある体重計は古いもので200グラム単位でしか計れない。これがわりといいかげんというか、乗るたびに体重がちょっとずつ違う。納得のいかない体重が出ると何度も計ってしまう。問題は体重計だけではなく床にもある。もっとも軽く出るのは、洗面所の中央ではなく、床が硬いところ、つまり端ですがここで計るといい体重が出る。このテクニックで600グラムは変わってくる。余計な技をおぼえた。本当の体重を知らずにここまできた。

 

 

 

▼業務用のソフトの使い方がわからず、周りに訊いたり、メーカーに問い合わせても解決しないことがある。最後の手段として掲示板に書き込むこともある。それでも反応は鈍い。技術系の質問は答えられる人も限られており、技術者はそもそも忙しく、返事がもらえないことも多い。そんなとき真面目に「○○はどうしたらいいでしょうか」などと礼儀正しく訊いても逆効果で、したり顔で間違った知識を披露したほうがよいと気づいた。掲示板を眺めていると誤りに対する指摘は早い。

 

「おまえら知らんだろうけど、これって○○だよな~」などと書き込むと、有識者が光速であらわれてボコボコにされたうえ、正しい回答がもらえるという。自分にとってわかりきっていることを教えるのは面倒だけど、明らかに間違っていることをしたり顔で語られると癇に障るし、つい指摘したくなる。人間の本性をついた新しいライフハックではないか。また余計な技を身につけてしまったな。あまり使えなさそうだけど。

 

 

 

▼オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る(オードリー・タン)

「誰一人とりこぼさない社会」をAIを用いて実現しようとする台湾。台湾がかかげるインクルージョン(包括)などについて易しい言葉で詳しく説明されています。オードリー・タン自身がトランスジェンダーで、社会の中の少数派だから弱者を切り捨てない視点が生まれるのかもしれない。弱者というのはいつ誰がなるのかわからず、病気や事故でいきなり車椅子になることだってある。明日の弱者は自分という視点で社会は構築されねばならないように思う。日本の政策との違いも気になった。

 

日本はマイナンバーカードを普及させるため、期間内に作った人にポイントをつけていた。だけどポイントをもらうにはスマホやパソコンが必要で、ああいうものが苦手なお年寄りはどうするのだろうと疑問だった。それぐらいおぼえてよということかもしれない。でも、周りに年寄りがいればわかるが、教えてももう無理ということはある。技術の使い方に疑問がある。できない人をおいていくのではなく、技術を使って誰でも恩恵を受けられるようにするのが本来の使い方ではないか。人の考えを実現するのが技術なのだから、結局のところ政治家に優しさがなければ実現される政策も弱者を切り捨てたものになる。オードリー・タンの謙虚で寛容な人柄にも好感がもてました。