玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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本当にどうでもいい話がこの世にはある

▼ここ二日、急に暑くなった。扇風機出陣の季節。

 

パンツがくたびれてきたので新しい物を買う。いつの間にかズボンという言葉がちょっとダサいものになり、パンツという言葉が定着した。だが、言葉の精度としてパンツというのはズボンに劣っている。今回、パンツ(ズボン)を買うので「パンツ」を検索したら下着のほうのパンツがずらっと出てしまった。だから「ズボン」と入力し直した。ならば最初から「ズボン」でよくないか。いいだろう。なぜ「パンツ」という言葉が流行ったのだろう。私は今後、ズボンという言葉を復権させることに決めた。私が決めても仕方ないですけど。影響力ないし。

 

パンツで思い出したが、パンツ(下着)には男性用のパンツと女性用のパンティがある。パンティの「ティ」の部分がわからないな。よくよく考えれば「パン」の部分もわからないがとりあえずおいておく。あえて男性用と女性用を区別する意味もないような。両方パンツでいいのでは。かと思えば、女性用には「ショーツ」というのもある。なんなのだ、おまえは。誰に許されて、この世に生まれてきたのだろう。「パンティ ショーツ 違い」で検索すると「同じ」という結論がでて頭を抱える。同じなら名前も一つでいいだろうよ。

 

穿くために作られたのがパンティ、かぶってもいいのがショーツとか、そういう明確な基準がほしいところ。そう思ってページを読み進めていくと、さらに「スキャンティ」という物があるのを知った。責任者でてこいという気分。まったく役に立たない情報が脳を埋め尽くしていく。脳容量には限りがあるのに。

 

ずっと昔、小堺一機さんが『ごきげんよう』というトーク番組をやっていた。だらだらとあれを観ながらご飯を食べる夏休みだった。トークゲストがプロレスラーの大仁田厚さんで、そのときに大仁田が話したのが歯を磨く時についでに舌も磨くのだけど、舌を磨いていると気持ち悪くなってえづいて吐きそうになる。でもそこまでやらないと気が済まないという、本当にクソどうでもいい話だった。その話が二十年以上忘れられず、ここまできてしまった。皆様にも忘れてほしくない、この本当にどうでもいい話。聞くと損した気分になる。道連れにしました。

 

 

 

▼お薦めのドラマの話になり、Amaoznプライムで配信している『BOYS』を薦めたかったが悩む。いわゆるヒーロー物ではあるけれど、ヒーローの皮をかぶって悪い事し放題の集団と、それを退治しようとする人たちの話。

 

今はシーズン3の配信中。シーズン3は始まりがちょっとだけ刺激的。ヒーローが同性愛者なのです。それはいい。それでパートナーの男性と性行為をしようとする。それも当たり前のこと。そのときにこのヒーローは、スーパーパワー(ヒーローの能力)を使って小さくなれるんですね。それでものすごく小さくなって、男性の尿道に入り込んで、尿道の内側の壁をかりかりひっかいてやる。そうやると気持ちいいらしいんですけど、ひっかいている間に鼻がムズムズしてクシャミしたら、スーパーパワーが解けて元の大きさになって、パートナーの男性が吹き飛んでミンチになってしまう。そんな心ときめく始まり方。

 

このストーリーを仕事している場所で話していいかということに悩み「あー、えー、まあ、ちょっと変わったヒーロー物で」とお茶を濁した。説明が難しい。いっそ「家族みんなで楽しめる作品です」と紹介するか。お茶の間こおりつかせたろか。

 

 

 

▼あと小説を書きました。短いやつ。

 

 

 

▼映画の感想『友情にSOS』『恋に落ちたら…』を書きました。『友情にSOS』は人種差別を扱ったコメディ。テーマとはべつに登場人物の行動にイライラさせられたり。タイトルもなんだかひどいぞ。

 

『恋に落ちたら…』は懐かしさのある90年代作品。ロバート・デ・ニーロユマ・サーマンビル・マーレイという豪華キャストの恋愛コメディ。それほど面白くはないのですが時代の空気がいいですね。