▼今年の梅雨はよく雨が降る。鳩が二羽、ベランダに雨宿りに来た。
テレビで、パートナーと一緒に眠る人は睡眠の質が高いという話をやっていた。こういう話をみると本当にそうなのかなと考えてしまう。そもそも心を許して一緒に眠ることができる人がいるということが、安定した生活や精神状態を示しているようにも思えるのだ。そうでない人に比べて安眠できたとしても不思議ではない。
これに似た話として、朝食を食べない子供は成績が悪いとか、植物に音楽を聞かせるとよく育つなどが頭に浮かんだ。朝食を食べないというのは朝起きるのが遅いのだろうし、夜更かしをしているのかもしれない。生活が不規則なのかも。子供に時間をかけられず、親に余裕がないのかもしれない。朝食を食べないことが成績に直結するというより、生活の乱れによって朝食をとれないのではないのか。
音楽を聞かせると野菜はよく育つは、植物にそもそも耳がないのに音楽を聞かせる意味があるのかというのがまず一つ。こういった農家は植物にものすごく手をかけ、もうやれることはすべてやってしまい、あとは音楽ぐらいしかない。だから、音楽を聞かせようが聞かせまいが植物はよく育つのではないか。
仕事でも情報の解釈で迷うことがある。提示されたデータは因果関係がなくて、実はまったく見当はずれのものを示されているのではないかなど。
▼仕事上の知り合いがやってきて、親と和解できないし、する気もないという話をして去って行った。子供の頃、親に虐待されていたそうで、どうしても親のことが許せないのだとか。それならそれでいいと思う。
もちろん一般論として、親と仲がよいほうがいいというのはあるだろう。でも、どうしてもそうできない場合もある。仕方ないんじゃないのかな。30代の頃だったら「なんとか仲良くできればいいね」ぐらいはいったかもしれない。今は、自分がしたいようにするしかないと思う。こうしなきゃいけないということはない。
『WAVES』という映画を観たとき、恋人の父親が不治の病で余命いくばくもないという場面があった。主人公は、恋人に父親との和解を強く勧める。恋人は小さい頃に父親から虐待を受けていた。結果、和解してめでたしめでたし、となった。これはフィクションとはいえ、うまくいったからいいものの、そうでない場面もあるように思える。父親とは和解できず、罵り合いになり、浴びせかけられた言葉が呪いとなって一生苦しむかもしれない。余命いくばくもない人間に、ひどいことをいってしまい、それがのちのち恋人を苦しめるかもしれない。本当はどうすればよかったかということは難しい。主人公が和解を勧めるのは、確固たる根拠があってのことではない。自分の家族がうまくいってないこともあり「家族は仲良いほうがいい」という、いわば善良な価値観ゆえのことだと思う。それが功を奏しただけかもしれない。
でも、この和解がうまくいかなかったとしても、恋人の心には「自分は歩み寄った」という事実はのこるわけで、それは生きていくうえでの財産になるように思える。まあ難しいところ。
ところで、冒頭に書いた仕事上の知り合いの人は、なぜ私のところにやってきたのだろうか。不思議。私のことを、木のウロか何かだと思っているのでは。王様の耳はロバの耳的な。街中に王様の秘密が響き渡ることはないが、ひそかに電波の海に流しました。
▼アニメ「ラブライブ!」のめり込み…高校から大量の机を盗んだ男 自宅に“教室”際限もくろむ(YAHOO! JAPANニュース)
学園アニメ「ラブライブ」に憧れての犯行。久しぶりに“ホンモノ”を見てしまったな‥‥。世界にはまだまだとんでもない奴がいる。「教室を再現するためには(机が)30台必要だった」というのが狂気じみていて最高。しかも新品では使用感がないから、実際に使われている備品をとったというこだわりよう。憧れる、このこだわり。あと、家ひろいんだね。
▼私の応援する中日ドラゴンズ、ついに最下位になってしまった。今年はほとんど観てないのでよくわからない。立浪新監督になって、若手を多く起用するようになった。おそらくあと3、4年後に強いチームをという目標でやっているのだろう。まったく実績がない選手を起用すればこうなることは目に見えている。理由があっての成績不振であれば、それでいいように思う。
しかし、平田、福田あたりのベテランを使っていけば4位には入れそうだけど、はたしてそこで4位になったところで、ということなのかな。使われてないベテラン選手の気持ちが腐ってしまわないか、そこが心配。