玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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4600万の人

▼夢の中で歯が痛み、目が覚めた。オヨヨヨ‥‥これは久方ぶりの虫歯なのか。嫌だなあ、歯医者。

 

以前、通っていた歯医者は経営難だったのか、お金を払うときに「助かります」と医者本人からいわれる変わった歯医者だった。面白くて通った。しばらくしていってみたら、だいぶ余裕がでてきた感じがした。それまで使ってなかった舌を抑える金属のヘラみたいな道具を使いだした。あきらかに金回りが良くなった。コンサルとかに相談したのかな。前は1回の治療は1000円しなかったが、なぜか2000円を超えるようになってしまった。お会計時に「助かります」といわれなくなった。

 

もう行きたくない。

 

あの歯医者に行くべきか、あらたな歯医者を探すべきか。迷っている。

 

 

 

▼役所からコロナ関連給付金4600万余りを誤って振り込まれ、返金拒否をした人が話題になっている。

 

オンラインカジノにつぎ込んだといってるし、もう返せないんだろうな。最近はコロナやウクライナ関連の暗いニュースが多かったが、みんなが嬉々として叩ける明るいニュース! とばかりに、みんなで叩いている感じがする。正直なところ、使い込んだ人より、誤って振り込んでしまった役場の職員のほうが気になった。精神状態が心配。

 

というのも、私が経理を担当していたとき、誤って振り込んだことがあるのだ。会社の健康保険が払えず、新しい保険組合に替えてバタバタしていたときだったのかもしれない。言い訳にもならないが、保険組合の名前が本当にそっくりだったんですよね。WEBでの振り込み手続きで、私が申請をだし、社長が承認する形だった。社長はチンパンジーなので口座名などちゃんとみるわけがない。ダブルチェックなどなんのその、余裕で通過した。すぐに私はミスに気づき、誤って振り込んだところに謝罪して返金してもらった。金額的には200万ぐらいだし、翌日返してもらったのでストレスはなかったが、それでもかなり焦った。

 

経理担当の人は一度ぐらいは、やっているのだと思う。ただ会社間取引で通帳にデータは残るし、返してもらえないことはまずない。こういうミスは多いけどトラブルに発展するケースは、ほぼないのではないか。今回は逆の宝くじに当たったようなもので、振り込んではいけない人にピンポイントで振り込んでしまったんだろうなあ。もう、お気の毒としか。なぜデータ作成のとき460件分つくってないのに、1件分でいいと思ったのかはわからないけど。

 

チラッとニュースを見ただけだが、役場のほうは一日中クレームの電話が鳴りっぱなしで仕事にならないとか。かわいそう。まったく関係ない人が怒りにまかせて電話しているにちがいない。カジノでお金を溶かした人は、もう就職も難しいし、返しようもないのだから役所の電話係として雇うのはどうか。「本人に5分間1000円で直接苦情をいえます」と商売すれば、回収のたしになるのでは。さらにその様子をYouTubeで配信すれば、なんとかなりそうな気もする。

 

今回「4000万じゃ、いずれは使い果たすのにバカだなあ」という書き込みをよくみた。まるで億ならば逃げ切れるのでやってもいいというような。恐ろし。

 

 

 

▼映画の感想『WAVES/ウェイブス』『ライトハウス』を書きました。『WAVES~』はアメリカの黒人の生きづらさを描いたとてもいい作品に思えました。『ライトハウス』は狂ってます。おじさんとおじさんの喧嘩を2時間みるという。変わった映画が好きな人はぜひ。どちらもそれぞれ良かったです。『WAVES~』は、まともな人向け。『ライトハウス』はちょっと頭のいっちゃってる人向け、4600万使っちゃう人向け。