玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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いわれたとおりやる人

▼Amazonで物を買うことが多い。今日は米が届いた。前から少し気になっていたがAmazonは緩衝材の紙の入れ方が雑なときがある。段ボールと商品の間を埋めるために、ボーガスペーパーという明るい灰色の紙をくしゃくしゃにして箱に入れる。届いた段ボールを開封してみると、紙はくしゃくしゃになっておらず、きれいに二つ折りにされた紙と米が入っていた。まったく緩衝材の役目をはたしていない。

 

あれか、私は米と紙を注文したのかなと思ってしまった。「緩衝材を入れて」と指示され「いわれたので、そのまま入れました~」という従業員がいるのだろうな。仕事の意味など考えず、ただいわれたとおりにやってしまう奴。親近感しかない。

 

 

 

▼映画は観ているがあまり感想を書かなくなってしまった。ダニエル・クレイグ版でのジェームズ・ボンド最終作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観た。好きなシリーズ。今回の悪役は日本好きなようでアジトに畳がでてくる。子供を人質にとられたジェームズ・ボンドが畳で土下座するのですが、そこで笑ってしまった。相手は日本人ではないし、そもそも土下座しろともいわれてない。ジェームズ・ボンドは靴をはいていて、靴では畳にあがらず、膝で畳にあがって靴の部分は畳からチョコンとでているという、なんとも珍妙な姿勢だった。この悪役は畳が割れて、そこから地下に逃げていく。

 

 

ボンドが撃ちだしので、慌てて逃げようとする悪役の人の背中。床が沈んでいきます。日本好きなのか、和服を着ておりますね。

 

 

床が抜けてさがっていきます。後ろの兵士は「なんじゃ、その逃げ方~!」ということで、ずっこけています(ボンドに撃たれただけ)。

 

 

追いかけるも、無情にも畳はしまってしまう。いや、もうドリフじゃん!

 

悪役がこのアジトを作ったとき、職人にどのように発注したのか気になってしまう。「ボンドに襲われた時、床が抜けて逃げられたらかっこいいじゃん」とかいうのかな。かわいい奴。

 

ボンドは最後にミサイルが飛んでくるまで、ぶつぶつしゃべっていて不思議だった。その間に逃げればいいのに。まさか最終作に珍妙な日本が出てくる映画になるとは。今回で主演のダニエル・クレイグは降板、次回作はあらたなジェームズ・ボンドになるそうです。期待。ダニエル・クレイグのボンドは以前のボンドたちと違って、ちょっとシリアスで陰のある感じで、そこが好きでした。

 

 

 

▼小説を書きだしたら、一気に書きたい欲が満たされ、日記も映画の感想も書けなくなってしまった。あまりにも作業が似すぎている。受験のとき、英語の息抜きに日本史を勉強するなどで気分の切り替えができたが、小説・日記・映画の感想は国語の息抜きに国語をやるようなもので、まったく気分転換ができない。ふーむ、3つは無理のような。案外これを解決するのは運動ではないかしら。体力がつけばなんでもできるような。いや、そこまでして書く? というのもありますけど。

 

 

 

▼映画の感想『バグラウ 地図から消された村』『グッバイ・リチャード!』を書きました。『バグラウ~』は独特な雰囲気のブラジル映画、変わっていました。脈絡なく全裸になるのが面白い。『グッバイ・リチャード!』は少し毛色のちがう難病ものでした。ジョニー・デップが出ています。歳とってもかっこいいなあ。