玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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グリグリのような大事な何か

▼調べ物をしていたら、たまたま釘バットにたどりついた。釘バットはゲームなどによく出てくる物騒な道具。ゾンビを殴ったりするのに便利。バットの先端に釘が打ちつけてある。

 

 

釘バットを作るときは、やたらめったら釘を打てばいいというのではないらしい。そのまま釘を打つとバットが割れるため、あらかじめ電動ドライバーやキリで穴を開けてから釘を優しく打ちこむのがいいという。なんにだってコツはある。まったく使いようのない学びを得た。

 

画像はアメリカのAmazonで見つけたもの。Amazonでは釘バットが38ドルで売られている。しかも評価(☆4.4)が115件も入っている。客は買っても評価しない場合が多いだろうし、実際はもっと売れていることになる。人気商品なのか。べつに誰かをぶん殴ろうというわけではなく、ハロウィンのコスプレグッズで売れているんですね。古くなったバットもこんな風に再利用できるとは。いろんな商売を考える。私も釘バットで食べていきたい。

 

調べ物はまったく進まなかった。

 

 

 

▼『あすけん』という体重管理ツールを使っている。使いだして3週間ほどたった。

 

 

食事制限をきっちりして1日2100キロカロリー以内に抑えている。が、なぜか昨日から今日にかけて体重が1㎏も増えてしまった。何があったかわからない。謎の増量キャンペーンが体内で行われている。体重を減らそうとしているとダイエット関連の記事に目がいくようになる。「食事誘発性熱産生」(厚生労働省)という言葉を知った。食事後は、何もしなくても体内で栄養素が分解されて、その一部が体熱となって消費されることを指す。人の1日のエネルギー消費は基礎代謝量が約60%、身体活動量が約30%、食事誘発性熱産生が約10%とのこと。

 

「加齢や運動不足で筋肉が衰えると、基礎代謝が低下するだけでなく食事誘発性熱産生も低下します」とある。筋トレで筋肉を増やすのと、よく咀嚼して食べた方が食事誘発性熱産生が高くなると書かれている。よく噛んだ方が太りにくいというのは満腹中枢が刺激されて食欲が抑えられるだけではなく、こういうメリットもあったのだな。

 

食事の種類も変えていきたいな。洋食ばかりだったが和食も作っていきたい。上で釘バットのことを書いたが、振れ幅がありすぎるな。

 

 

 

▼一か月ほど前にiPodのバッテリーがくたびれ、新しいMP3プレーヤーに買い替えた日記を書いた。新しいものは値段がiPodの1/20ぐらいで機能も盛りだくさんと喜んでいた。しかしですね、使い続けてわかったが操作感があまりよくない。ボタンがデリケートすぎるのだな。iPodは独特のホイールで操作する。

 

 

この円形のグリグリで曲を選択したり、早送りして好きな場所から聞いたりできる。その感覚が実にちょうどよかった。新しいプレーヤーにある多種多様な機能、電子書籍、録音、アラーム、ストップウォッチ、ラジオ、動画、テキスト、画像閲覧などはまったく使っていない。結局、自分にとって必要だったのはあのシンプルなホイールだったことに気づいた。

 

これは機械の機能に限らず、実はかなり重要なことかもしれない。何かを選ぶとき、たとえば会社選びでもなんでもいいけど、会社の知名度、大きさ、給料、通勤のしやすさ、安定性、仕事内容、居心地、休日の多さ、労働時間、社会保険の有無などいろいろな要素があるかもしれない。でも自分にとって大事なことって、実は違うことかもしれない。一緒に働く同僚が楽しい人とか。それが自分にとって実は一番大事ということもありうる。その何かを見極めることが、よりよく生きることなのかもしれない。

 

 

 

▼映画の感想『Mr.ノーバディ』を書きました。後味さっぱりのアクション映画。地味なおじさんが暴れるのがたいへんよろしいです。面白かった。