玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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笑点メンバーの交代

▼私の心の悪の部分が強くなってきたので神田伯山のラジオを聴く。毒で毒を抑えたい。笑点メンバーが林家三平から桂宮治に交代するという話題だった。『笑点』は体調が悪くなるか、死んだらメンバー交代かと思っていた。途中降板もありなのだな。伯山のラジオは相変わらず実に悪いラジオで「三平は本当につまらない。でも、嫁が(女優の)国分佐智子なんだからそれだけで勝ち組! 笑点なんか出る必要ない!」といい続けていた。伯山のずるいところは「シャレでいってるんですよ。まさかこれで怒るような無粋なマネはしないですよね?」みたいな空気を出し続けているところ。

 

三平の耳にも入っているのだろうから「おまえ、次の放送のとき、ぶん殴りに行くからな」っていえばいいのに。そこで乱入しないのが三平の品の良さというか、面白くなさというか。伯山がいいパスを出してくれたのにもったいない。ラジオはそういうやりとりが許される空気があった。今、乱入は流行らないのかな。いまだにケンカを売ったり買ったりして遊んでいるのは爆笑問題の太田さんぐらいかもしれない。三平と伯山のつかみ合いのケンカ、みたかったなあ。おっさん二人の喧嘩ぐらい面白いものはない。

 

乱入で思い出したが、学生の頃、深夜ラジオをたまに聴いていた。俳優の江口洋介さんの番組で、TBSラジオの『パックインミュージック21』だったと思う。つまらなければ眠くなるし、面白ければ聴き入ってしまう。テスト勉強しながら聴き流すのにちょうどいい面白さの番組だった。もう20年以上前のことだからほとんど憶えていないのだけど、喧嘩腰のリスナーから番組についての批判が届いたのだと思う。江口さんも若く、はっきり物をいう人だったので、文句があるならゴチャゴチャいってないでスタジオに来て俺の前でいってみろと言ったのではないか。このリスナーがなかなか肝が据わっていて、翌週、江口さんの前で言い分を述べて、結局二人仲良くなっていた。今、考えるとものすごいことだな。素人が行くことは珍しいけれど、芸能人が突然、放送に入ってくるというのはかつてはあった。ラジオならではのワクワクする展開だった。

 

YouTubeに音源がないか調べてみたがなかった。ウィキペディアで江口さんや『パックインミュージック21』、その前身番組である『スーパーギャング』の項をみても一切そんなことは書いていない。WEB上にもまったく情報がない。私の幻聴、もしくは妄想なのでは。いや、たしかに聴いたんだけど。

 

 

 

▼コロナワクチン3回目のブースター接種が始まっている。ネットやスマホを使えない人の予約を頼まれてやったが、早い自治体だともう3回目の予約がとれて来週にも接種ができる。自治体の能力によってだいぶ開始時期が異なる。私の住む自治体はまだ当分、先になりそう。先が見えず、誰が正しいことをいっているのかわからない中でいろいろとやっていく。そんな修行の時代だ。でも、人生で先が見えたことなどそもそもなかった気もする。

 

 

 

▼キーワードを入れるとAIが絵を描いてくれるサイト(WOMBO)。いくつか画風が選べる。いろいろな言葉を入力していると、あっという間に時間が溶けた。なんとなくそう見えるものも、わけのわからないものも。絵の下の言葉をキーワードとして打ち込みました。日本語対応もしているようです。

 

「music」(音楽)

 

 

 

「punishment」(罰)

 

 

 

「loneliness」(孤独)

 

 

「sorrow」(悲しみ)

 

 

 

「envy」(嫉妬)

 

 

 

「god」(神)

 

 

 

「girl」(女の子)

 

 

保存サイズが変わってしまった。

 

「friendship」(友情)

 

 

「紅茶のおいしい喫茶店」

 

 

 

「ブラック企業」

 

 

AIが描いているときくと、なにやらすごそうだけど実際のところどうやっているのだろう。キーワードが入力されると、そのキーワードで検索をかけて画像を何百枚か収集し、その画像を混ぜて平均のようなものを作り出す。それに選択した画風フィルタをかけているように思える。だとすると出てきた画像はAIが描いたというより、人間がアップした画像の集合体であり、人間の集合意識のようなものではないか。

 

 

 

▼映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』の感想を書きました。絵本作家レイモンド・ブリッグズが両親について書いた本を映画化。1920年ぐらいのイギリスの生活が淡々と描かれています。ほのぼのとした絵柄とは対照的に、つらい人生が描かれたり。良かったです。ハードな老後!