玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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ガラスとステンレスの魔法瓶

▼魔法瓶が壊れた。中栓がいかれたのか、水を吸い上げにくい様子。当たり前だけど魔法瓶も壊れるのだな。20年ぐらい使っていたから永久に壊れないものだと思っていた。だって魔法瓶というぐらいだし。MPが回復しそうでたいへんよい名前。魔法瓶のラインナップをみると最近はステンレス製のものが流行している。ステンレスは軽くて丈夫だけど、ガラス製の魔法瓶に保温性が劣るというレビューも多かった。ステンレスとガラス、どちらの保温効力が高いのだろう。レビューは個人の印象によるのでメーカーのサイトを見てみる。

 

象印、タイガー、サーモスのサイトでは製品の保温・保冷効力が記載されている。定義は「室温20度±2度において製品に熱湯を取扱説明書の記載位置まで満たし、縦置きにした状態で湯温が95度±1度のときから10時間経過したときの温度」。メーカーにより細かい定義の差(±の記載がない)はあるにしろ、概ねこれが基準。私が買おうとした2.2リットル容量の製品では、ガラス製の魔法瓶は保温効力は76度以上で、ステンレス製では70度以上だった。たしかにガラス製のほうがわずかに勝る。メーカーによってはステンレス製で75度以上の保温効力がある製品もあった。それと容量が少なければ保温効力も低下していく。サーモスで0.7リットル容量の製品は10時間後の保温効力が58度以上だった。ある程度、容量がないとダメなのだな。

 

 

SF映画に出てきそうなデザインの物もあった。緑色のあやしげな液体とか入ってそうでよい。これはピーコックの製品。悩んだが、結局また同じようなガラス製魔法瓶を買ってしまった。田舎のおばあちゃんの家にありそうなやつ。花柄ではない。

 

 

 

▼デジタル庁が報道機関向けのメールを誤送信したニュースを読む(ITmediaビジネスONLINE)。

 

BCCで送るべきメール400通をCCで送ってしまったという。デジタル庁なのに20年前のアナログなミスをやっているのが面白い。新入社員がやらかす定番のミス。同僚もやっていた。1990年代、民間にインターネットが普及したが、そのころからメールはあった。変化の激しいITの世界で20年以上も同じシステムを使っているのは驚くべきこと。これはメールというシステムに進歩がないと捉えるのか、当初の設計が完璧に近いものだったと捉えるのか、どちらが正しいのだろう。

 

大量のCCを送るときにポップアップで警告を出す機能はつけてもいいかもしれない。その機能、20年前にも付けられただろうけど。

 

 

 

▼最近、オンラインゲームばかりやっている。そんな話をしたらゲーム大好きの卑屈くんが『仁王』というアクションゲームを薦めてくれた。バッタバッタと敵を斬る『鬼武者』のような時代物のアクションゲームです。

 

 

発売元は光栄とテクモが合併したコーエーテクモゲームス。光栄というと『信長の野望』『三国志』といった歴史シミュレーションの印象が強い。アクションゲーム作れるのかなと思ってしまう。『戦国無双』というアクションゲームもプレイしたが大雑把な感じがしたのだ。

 

卑屈くんが言うには「硬派な難易度だから、ヘビーユーザーでないと挫折するかもしれませんねえ。しゅんさん(私のこと)はどうですかね。難しいゲームっていっても『魔界村』とか『ロックマン』とか、昭和のゲームしかやってない世代でしょ。僕『仁王』クリアしてますから」と言う。スネ夫がオタク化したような挑発をしてくる。難しいゲームをクリアしたことでマウントが取れると思っているのが気持ち悪くてたいへんよい。オタク特有のマウントの取り方。オタクはそうでないとな!

 

 

ちなみにこれがファミコン版魔界村。主人公アーサーが囚われたお姫様を助けにいく。鎧を着ているアーサーがダメージ受けると、鎧が脱げてイチゴパンツになっちゃうのがかわいかった。一面のボス、レッドアリーマーがやたら強いという。ああいうの二面以降にすればいいのに。『魔界村』も『ロックマン』もクリアはしているけど、そこまではまらなかった。RPGやシミュレーションのほうが好きなのだ。

 

で『仁王』をやってみたものの、難しいんですね。タイトルが出るより前の序盤、映画でいうアバンタイトルですけど、そのボスである怨霊鬼が倒せないという。ヨヨヨ‥‥こ、これが、“老い”というやつか。泣きながらYouTubeで攻略法を見る。簡単だった。そのあとも飛縁魔というボスに苦戦して悶絶した。

 

今はサクサク進んでますけども、あのー、序盤に難しいボスを入れすぎなのではないか。もうちょっとユーザーがゲームに慣れた後半に入れるのがいいんじゃないかと思いますよ。結果、楽しく『仁王』をプレイしている。なにせ、夢の中に『仁王』が何度も出てきた。武器や防具をせっせと強化して実戦で試すのが面白いのだ。楽しや。今は近畿地方で雪女を倒したところです。誰もわからないことを書いていく。