▼あまりの寒さに電気ストーブを出す。ステンレスの桟をはずし、ほこりを掃除する。電源を入れると、取り切れなかったほこりがヒーターに焼かれて焦げる臭いがした。冬の味覚でもなく、吐く息の白さでもなく、焦げたほこりの臭いで冬を感じる。今年も残りあと二カ月余りか。早いもの。８０歳にもなれば、体感一カ月ぐらいで一年が終わりそう。この冬はじめてのおでんを食べた。ほほほ。大根、卵、ウインナー、がんもどき、ジャガイモ、ハンペン、幸せな季節。
▼パソコンの調子がいよいよ怪しい。少し前にファンから異音がして、掃除したことで直った。先日、また異音がしたので掃除したら音は止まった。故障周期が早まっている。これはあと１週間もしたら壊れるのではないか。ファンが異常に回るのは、ファン自体が壊れているのか、CPUがおかしくなっているのか、どちらかだと思う。ファンは二千円もすれば買えるのでいいが、CPUの場合、もう無理である。そろそろPC自体も古びてきたので新しい物が欲しい。
高性能でなくてもいいがゲームがそこそこできるものがほしい。サイトを見て回って驚いたのがグラフィックボードの値上がり。NVIDIAのGeForce RTX3000番台は10万以上する。年始に16000円で買えたグラボも今、70000円なのだ。やばー。コロナによる生産遅延、テレワーク需要もあるが仮想通貨のマイニングに使われているのだ。ぐおおおおおおお。マイニング許すまじ。高すぎやしませんか。PCとあわせたら１５万から２０万ぐらいになりそう。何をやろうとかまわないが、仮想通貨のマイニングだけはしてはならない。それだけは人がしてはいけないこと。仮想通貨のマイニングだけはするな。それが祖父の遺言だった。あと戦争。
CPUにグラボが搭載されたAPU（CPUとグラボは分離不能）というものがある。これを買えばグラボを買わなくてもいい。APUにしようかな。ただし、今までのようにグラボを買い替えるときに友人に上げたり、もらったりはできない。CPUと共に死ぬ運命である。AMDのRyzen７PRO 4750Gあたりが欲しい。これならば全部込みで１０万円ちょっとかな。
▼悪気はない。
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— まるお2号🇯🇵（羊の皮を被った猫） (@maruon22) October 21, 2021
この犬のやってること、仕事中のわたしにそっくりだな。
▼観たけど感想を書いてなかった映画やドラマ。
○BOSCHシーズン１、２
中年刑事を描いたドラマ。上司はいろいろ言ってくるし、政治的に複雑な動きもする。元嫁さんは勝手だし、今の恋人も勝手。部下や同僚はいろいろ問題起こす。別居している娘ともうまくやらなければならない。生きていくのは大変。地味ながらとても面白い。派手な銃撃戦などほぼないが、ボッシュの人柄がよくて見てしまう。
○トゥ・ヘル
仕事を選ばないニコラス・ケイジの映画。白人貧困層の男が主役。お腹がブヨブヨでだらしないニコラス・ケイジがみられる。しかし、これは役作りのためのだらしない体なのか、本当にだらしない体なのか、どっち？ 作品は驚くほどつまらなかった。たまに箸にも棒にもかからない作品に出るのがニコラス・ケイジである。
奇妙なSFだなと思っていたら、納得の黒沢清監督。長澤まさみと松田龍平が夫婦役だが、夫婦がうまくいってない感じを長澤まさみが実にうまく演じている。無能な夫を見くだす長澤まさみの目がたまらない！ 映画自体はそんなに。
○ハンナ
殺し屋となった少女の映画。キムタクお薦めの映画だったので観た。さらっと楽しめるアクション映画でした。
○白い砂のアクアトープ
１２話で終わりかと思ったら、２クール目もあるようで驚く。続くんかい、という。水族館の館長代理になった高校生の物語。お仕事アニメが好きなので、水族館の裏側がどんな様子なのか期待していた。盛り上がりそうで、あんまり盛り上がらないままきてしまった印象。ここから先も盛り上がらないのではないか。絵はきれいです。それと、仕事で失敗するところがみょうにリアルに思える。
新しい水族館に勤めることになった主人公くくる。上司はとっつきにくく、ろくに教育もしないまま、くくるにイベントの調整を放り投げる。水族館の裏側をみせるバックヤードツアーの企画だが、肝心の同僚たちは「メールをみてない」とか「忙しいから無理」とか協力に後ろ向き。メールを見てないのも問題だし、上司がまったくこの部署の人間とコミュニケーションをとっていないのも問題。その調整を権限のない新人に任せるという。みんなから怒られる。我に理ありといえど、相手に権ありという新人が陥りやすい状況。つらい。
なにこのリアルにありそうな、嫌な話は。夢と希望の水族館、みたいな物語かと思活きや身の周りにありそうな展開。
