玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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方向音痴撲滅委員会

▼前回に引き続き、撃ち合いのゲーム『FAR CRY3』をやった。どのゲームでもクエストというのは似たり寄ったりで、どこそこへ行って敵を倒してこい、みたいなものである。だがこのゲームはセリフが少し変わっている。クエストの依頼主は風貌もしゃべり方も怪しい男。「うへへへ、おまえ、何か撃ちたいのに撃つものがないって顔してるな」などと言う。そんなやつおるかい。この人、絶対クスリやってるな。でも、クエストやらないと経験値もお金ももらえないので結局引き受ける。異常者の言うとおりに敵を抹殺してきた。私も異常者なのでは。クリアしました。わりと楽しかった。他のゲームやろ。

 

 

 

▼試供品でもらった果実の園というピーリングジェルを使ってみた。顔から消しゴムのカスのような白いボロボロがたくさん出て焦る。こここんなにも角質が‥‥心の汚れが‥‥。あまりにボロボロが出るのでジェル自体にボロボロになる成分が入っているのでは? と疑ってしまう。普段、ドラッグストアに売っている洗顔料を適当に買っているだけだから、たまに新しい物を使うと本当に驚いてしまう。みんな当たり前にこういうの使っているのだろうか。使い終わったあとは肌がサッパリとして、それでいて瑞々しさも保たれている。

 

 

今後は美容ブログとしてやっていく。もう人を無差別に撃つ話は書かない。美容の事しか書かないんだ。

 

 

 

▼エノキ茸の調理法がよくわからなかった。すき焼きの具として食べるのは美味しいけど頻繁にすき焼きをやるわけでもない。焼いてもそれなりだし、歯に挟まるしで困っていた。お手頃だし便利な野菜なのだろうけど、今一つどう使っていいか難しい。たとえるならば六角レンチのような。

 

 

全然ピンとこないたとえを挙げてしまった。たとえ下手にも程があるし、なんならたとえないほうがいいと思う。そんな野菜界の六角レンチことエノキ茸ですが、ついに正解が見つかった。エノキの豚肉巻きハチミツソースが美味しかった。最近はこればかり食べている。週二ぐらいで食べている。ほほほほほ。美味し。

 

 

 

 

▼隣席のTさんと雑談をしていた。彼女が自分のことを“方向音痴”と言ったことが引っ掛かった。はたして方向音痴というのは、あるのだろうか。そもそも普通の人間は磁力を感知できない。太陽も見えない森の中にいきなり放り出されたとき、どちらが北か瞬時に判断できる人間はほとんどいないだろう。人は全員が方向音痴かもしれない。

 

Tさんが言いたいのは方向音痴というより「目的地にきちんとたどりつけない」ということでは。「そう! そうなんですよ」と言うが、それもまた怪しい。スマホに目的地を入れれば、現在地から目的地までの経路が表示される。方角も書いてある。大きな道路や目立つ建物を目印にすれば迷うことも難しい。本当に方向音痴なのかな。本気で目的地に行こうと思っていないのではないか。

 

どこかに、方向音痴でも許される、誰かが連れて行ってくれる、ドジで方向音痴ぐらいのほうがかわいいという甘えがあるのではないか。いや、あるに違いない。絶対そうだ。方向音痴という奴らはいつも決まってそうなんだ。と断言したところ「ちょっと方向音痴って言ったぐらいで、なんでそこまで決めつけられなきゃいけないんですか」と言われる。ごもっとも。なぜ、私は方向音痴に対してそこまで熱くなっていたのか。

 

前世、方向音痴の人間に村を燃やされたのかもしれない。井戸に毒を投げ込まれたのかもしれない。そうだ。そうに決まっている。ちなみに私は、飲み会でクレヨンしんちゃんのモノマネをする女にも厳しい。今日は死ぬほどどうでもいいことを書く日なのでしょうか。

 

 

 

▼映画の感想『無垢なる証人』を書きました。そんな都合よくいく~? と思う部分もあるにしろ、いいサスペンスでした。チョン・ウソンが出ております。トム・クルーズに似てるんだよなあ。面白かったです。