玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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トマチン

▼大雨は降るし、ネギは伸びる。

 

ミニトマトは虫によって全滅した。ぐぬぬ。トマト弱し。もはやネギにしか正義はない。ネギを推していこう。ネギは1日5ミリ~1センチぐらい伸びる。スーパーで買ってきた物を料理に使い、根っこを挿しておけば勝手に育つので偉い。何度も収穫できる。育ってきたので今日あたり麻婆豆腐に入れよう。

 

全滅してから調べるのも間抜けだけど、今更ミニトマトについて調べている。ミニトマトは葉や茎にトマチンという毒がある。このトマチンは実にもあるという。ところが毒があるのは実がみのり始めた緑の段階で、熟して赤く色づいたときには毒は無視できる数値まで減少するという。賢い! 緑のときに鳥に食べられると意味がないので、赤くなって食べてもらってどこかでフンをしてもらうことで、また繁殖できる。よくできている。

 

それとトマトと一緒にバジルを植えるのも良いらしい。コンパニオンプランツというのですね。バジルが土中の窒素成分を抑え、害虫が好むアミノ酸の生成を抑えるのだとか。なるほどー。しかし、バジルも全滅したのだった。どうすれば。プランター、なかなか面白い。来年こそは。

 

 

 

▼メンタリストのDaiGoさんがホームレスや生活保護受給者について「いなくてもいい」と発言して炎上していた。皮肉ではなく感心してしまったのは「自分は判断する側にいる」というよくわからない自信についてだった。DaiGoさんにとって価値があるもの、それは年収、IQ、職業、容姿などかもしれないが、その基準から外れる人、生産性の低い人についてはいなくてもいいという素直な気持ちだったのかもしれない。

 

「いなくてもいい」とか「いてもいい」とかは、誰かが判断することではない。イーロン・マスクやビル・ゲイツが「年収1億以下の人はいなくていい」と発言したとしても、私たちは価値がなくなるわけでもない。いなくてもいいと判断された人にも意思はある。ただ、ごく自然に「自分は判断する側にいる」というような言葉に驚いてしまったのだ。ここからどうやって巻き返すのだろう。「皆さん、今回の騒動で差別について考えを深めていただけたと思います。そうです。これがメンタリズムです」と言えばどうか。ぶん殴られる。

 

 

▼Amazonプライムで『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の配信が始まった。観ようか思ったけれど、ふと『映像研には手を出すな!』というアニメが目に入り、そっちを観てしまった。

 

 

いやあ面白かったです! 最高じゃんかあ! 物づくりの情熱にあふれたすばらしい作品でした。一気に全12話観てしまった。アニメの見方も少し変わるかもしれません。爆発一つ描くにしても、いろいろ大変。キャラは全員すてきだけど金森氏と生徒会の書記ちゃんが特にいい。これは是非是非という作品。

 

 

 

▼映画の感想『スキャンダル』を書きました。実際に起きたセクハラ事件を基にした映画。なぜセクハラが起こるのか。権力とセクハラの関係がよく描かれていました。