玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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賽銭箱

▼天気が悪かったが散歩をする。雨宿りも兼ねて近所の寺に入ってみる。風神雷神がしかめ面をしている門を通り抜けると、広々とした境内に出た。寺や神社は不思議と落ち着く。立派な本堂の下まで行く。見上げれば、なぜか防犯カメラが3台も設置されていた。人をまったく信用しない感じがいいな。防犯カメラ寺と呼びたい。

 

 

少し前に賽銭泥棒のニュースを見た。賽銭箱というのは地面にガチガチに固定するのではなく、あえてひっくり返せるように設置する場合もあるらしい。というのも地面に固定してしまうと、泥棒は賽銭箱の桟(さん)を金づちなどで破壊するしかない。賽銭箱は高価で50万、100万するのも当たり前。寺や神社は中身を盗られるより箱を壊されるのを嫌がるのだとか。だからあえてひっくり返せるようにしていることもある。人生、あきらめてはいけない。チャレンジが大事だ。防犯カメラ3台に囲まれて、いろいろ考えてしまった。なお、ここの賽銭箱は地面にガチガチに固定してありました。さすが防犯カメラ寺。

 

 

 

▼ワクチンの接種予約を行う。私は対象年齢ではなく、親の分をPCから行った。東京都の大規模接種ではなく自治体のものに申し込んだ。二日前にIDだけは作っていたので、予約サイトが開く午前9時きっかりにログインして予約を行う。事前にIDを作ってないと、その時点で予約競争に負けるのだろう。希望日時を入力していると、日時が次々に埋まっていく。少し先の日時を入れないとボタンを押したときには、すでに誰かが予約してしまっている。今回、何本のワクチンがあったかはわからないがなんとか2回分の予約を入れることができた。アクセスは集中したようだけどページが落ちなかったのがすごい。

 

以前、お世話になった方がいて、その人は電話予約をしようとしたが繋がらなかったという。私が代わりにPCで予約してみることになった。アクセスしたのが夜だったこともあり、すでにすべての日時は埋まっていた。次いつワクチンが入るかはわからず、日々チェックしてくれということだった。

 

スマホやPCを使えないとどんどん置き去りにされていくような気がする。国がマイナンバーカードの申請者に5000円を配るキャンペーンをやっていたけれど、あれもスマホかPCがないとダメだった。政府のポイント還元事業もクレジットカードがない人は還元されなかった。カードを作れず、生活が苦しい人が置き去りにされている。知っている人や使える人だけが得をするというのは行政の在り方としてまずいと思うのだけど。大人数を効率よく登録するのは難しいとはいえ、何かいいやり方がないものかなと思う。

 

 

 

▼ショベルカーでの段差の降り方。

最後、重心移動させてショベルで支えて降りるのが見事。こういう技は免許取得する際に習うのかな? それとも現場で技が編み出されて受け継がれていくのかな?

 

 

 

▼オンラインゲーム『原神』をやっている。

 

 

スマホでも動くのに風光明媚なこと。ユーザーの思うとおりに家や家具を設置できるハウジング機能が実装されたり、かくれんぼゲームのイベントが始まったり、矢継ぎ早にサービスが拡充されている。明日も新キャラが出るとかで会社の勢いを感じる。エンジニアをたくさん雇ってそう。金あるな! って思いました。

 

久しぶりに大手掲示板の原神スレッドをのぞいたら、よくわからないことになっていた。大麻語というのかな。書き込みにいちいち大麻、麻薬、覚醒剤、ガンギマリなどの言葉が入っている。「もうやってらんない大麻ね」など。みんな大麻大麻いいながら会話している。なにこれ。少しスレッドをさかのぼってみると『原神』のまとめサイトが、意図的にユーザーを対立させるようなスレッドを立て、アクセスを稼ごうとしていたことが原因らしい。それに反発したユーザーが対抗手段をとった様子。

 

まとめサイトというのはツールを使って掲示板の書き込みを一斉取得する。それを自分のまとめサイトに貼りつけてアクセス数を稼いでいる。アクセスだとかバナークリックに対してお金が払われるけど、そのお金を払っているのはgoogleなどになる。googleは本文内に「大麻」「暴力」「差別的な文言」などが含まれていると、アフィリエイトから除外する仕組みをとっているらしい。ここら辺はルールを明示してくれないので、あくまで「そうらしい」という噂なのだけど。だから掲示板に書き込むユーザーは文中に「大麻」などを入れることで、まとめサイトに編集させないようにしており「もうわけわからん大麻ね」などという大麻語があふれ返ることになった。まとめサイトはツールを使って簡単に収益が得られなくなる。いろいろ考えるものですね。