玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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無自覚に傷つける人

▼柔軟剤を新しい物に変えた。いい香り。洗い立ての毛布をフガフガ嗅いでいたら一日が終わった。

 

今季の中日戦は観ると寿命が縮まる試合が多いな。ほとんど勝ち確定だったのに9回サヨナラ負けは堪える。だが、中日も悲惨だが横浜も相当なものである。ようやく10連敗を脱したと思ったら今日は13対1で負けていた。壮絶。下位球団同士、傷を舐めあっていきたい。ペロペロ。

 

 

▼知人が電動丸ノコギリの替え刃「木滅の刃」を買ったという。子供に買ってあげても喜ばれないやつ。なにせ電ノコの刃なので。いろんなところに鬼滅ブームがあるのだな。

 

電ノコの刃は買わないが、電動髭剃りの替え刃を買った。だいたい4、5年で外刃は壊れる。内刃は壊れたことがない。一緒に替えているけれど。高校時代、父にブラウンの電動シェーバーを買ってもらった。それ以来、ブラウンの商品を気にいって使い続けている。二台目の電動シェーバーは大学時代、バイト代で丸井で買った。たしか四千円弱の安物だった。シェーバーは、髭の濃い人によっては消耗品らしく、本体の方が1年ぐらいで壊れてしまうこともあるらしい。私のは二台目が頑張り続け、二十年経った今でも同じ商品を使っている。頑張りすぎではないか。ひょっとすると私の方が先に逝く。

 

この二台目の製品は当然ながら生産中止になっている。そうなると替え刃争奪戦が起きてしまう。私と同じように物持ちがいい人がいるらしく、レビューを見ると替え刃を交換して大事に使い続けている。ヨドバシには替え刃はなく、Amazonでもあと残り2つだった。もう今後、手に入ることがないことを考えると替え刃(1900円)を2つとも抑えておいたほうがいいのか。だが、2つ買うと、2本目を使うのはあと10年後。本当にそれまで私のブラウン(2台目)は生きているのか。そして私は生きているのか。怪しい。買い占めるのではなく、同志のために残しておくのがいい。ということで1つ注文した。

 

替え刃を交換すると切れ味が復活した。ほほほ。剃り味が新鮮。2台目より長生きしたい。

 

 

伊集院光さんが、奥さんとケンカをしたら当日の夜12時にとりあえず一度謝るという話をしていた。納得いかない人もいるだろうけど、いい方法に思える。物事は10対0でどちらが悪いということはあまりない。おおむね主張は正しくても、嫌な言い方をしてしまうとか、他の点で小さな間違いがあることもある。どちらも少しずつ悪いもの。やはり当日中にさっと謝ってしまうのがいいのかもしれない。奥さん側も気が済むのなら、いい解決法に思える。「悪いと思ってないのに謝ってほしくない」という人ならば、余計こじれるかもしれない。人はいろいろタイプがある。

 

24時間くんから彼女とケンカをしたという話を聞く。24時間くんは社会人3年目、俳優の桐谷健太似のさわやか体育会系の男。さらっと「彼女ができた」と言っていたが2カ月に1度ぐらいのペースで、彼女が入れ替わっているような気がする。恐ろしい男。

 

24時間くんの今度の彼女はあまり料理が得意ではなく、それでもがんばって料理を作ってくれたらしい。だが、手料理を振る舞ってもらってから急に彼女は不機嫌になり、もう連絡がとれないという。「料理はねえ、そんなに美味くもまずくもなかったんですけど‥‥」と怪訝そうな表情だった。「ちゃんと褒めなかったんじゃないの?」と訊くと「いや、褒めましたよ! ちゃんと『俺、味覚死んでるから、だいたい何食べても美味しいんだよね~』って言いましたよお!」と言う。

 

それやないかい。それを褒め言葉と思っているのが恐ろしいわ。苦労して作ったのにそんなこと言われたら悲しい。「その言葉だ」と指摘しても「え、それぐらいで怒ります?」と納得しない。たしかに人によっては怒るかもしれないし、気にしない人もいるだろう。

 

「う~ん、一応『今まで付き合った子の中で一番料理上手い』って褒めたんですよ。本当は一番じゃないのに」と言う。24時間くんの言葉は何か引っかかるときがある。小さな棘のよう。「今まで付き合った子の中で一番上手い」というのは褒め言葉のようだけど、順位をつけられて比較されているとか、自分は本当は何番目なのかとか、今まで何人の女性と付き合ってきたとか、いろんなことが気になってしまうのではないか。

 

彼はたまに上司の怒りを買うことがあるが、どこか人の神経を逆撫でするところがあるのかもしれない。本人にまったく悪気はないけれど、そういう人はいるのだ。明確にこの部分というのがわかりにくいだけに、直すのは難しいのだろうなあ。誰でも多かれ少なかれこういう面はあるのかもしれない。気を付けよ。

 

24時間くんはしきりに「いやあ、悪い子じゃないんですけどね~」と首をかしげていた。おまえが悪い子なのでは。

 

 

▼また小説を書き始めました。今度はちょっと長いのを書くぞお。

 

 

▼コロナのワクチン不足のニュースが多くなった。厚労省首相官邸接種実績を見ているとワクチンの遅れは明白だった。4/22時点でも接種実績は約166万人(回数は約251万回)でまだ人口の2%にも達していない。

 

国内ニュースはどこも似た内容なので海外ニュースを見ると、ワクチンはさらに遅れそうな気配がある。アメリカやイギリスは自国の国民にワクチンを打ち終わってから、余剰分を日本に回すのかと思っていたがどうもそうではない。アメリカはすでにカナダとメキシコにワクチンを送り始めている。国境を接しているところから感染者が来るのだから当たり前の話なのだ。アメリカには今も南米から続々と移民がくるわけで、南米に行きわたるまで日本にはあまり数が入ってこないと考えたほうがいいかもしれない。同様にイギリスは、行き来の多いEUを優先してワクチンを供給することが予測できる。先は長そう。

 

そもそもワクチンの総量が少ないことが問題で、それを奪い合うのは無理がある。特許の問題など難しいのだろうけどOEMライセンス生産で国内製造できないものだろうか。もう交渉しているとは思うけど。