玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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遅れてやってくる

▼知人が新橋駅前で「新社会人へ何か一言ありますか」とインタビューされた。インタビューというと新橋駅前のSL広場と相場が決まっている。なぜか知らんけど。くたびれた会社員が集まってくる蜜みたいなのが塗られているのかな。知人は「まずは元気に挨拶」と答えたそうな。正しいとは思うけど‥‥という答え。なんと答えるのが正解なのだろう。

 

そもそも新社会人に何か言いたい人というのが、ろくなこと言いそうもない感じはある。だとすれば「新社会人にアドバイスをしてくる奴の言うことは聞くな」が正解ではないか。それか「初月給で松屋のオマール海老クリームカレーおごって」が正解というか、私の願望。

 

 

 

ダルゴナコーヒーを作る。流行が一年以上遅れてやってくる。

 

 

インスタントコーヒー、砂糖、お湯を1:1:1で混ぜ、ハンドミキサーか泡だて器で混ぜてホイップクリームを作る。それを牛乳の上に載せれば完成というもの。ハンドミキサーがないため、四十肩を酷使してかき混ぜる。10分ぐらい混ぜたら角が立つぐらいのホイップ状になった。混ぜる作業が大変なので奴隷が必要だと思いました。

 

全部大匙1で作ったせいか、コーヒーは苦く、砂糖も入れすぎだった。全部大匙0.5ぐらいでちょうどいいような。苦いので結局、牛乳と混ぜて飲んだけれど普通のアイスコーヒーの味になった。これ、ひょっとして最初からアイスコーヒーを作った方が楽なのかな。味は美味しいのでもう1回ぐらい作ってみたい。

 

 

 

厚労省のサイトで新型コロナワクチンの接種実績を公開している。2/17から接種が開始され、4/2時点で約109万回の接種が行われている。現在のところ人口の1%以下の接種率にとどまっている。最近では1日の接種回数は5万回を切っている。仮に1日5万回の接種ペースとすると1か月でも150万回(人口の1%強)にしかならない。オリンピックが予定されている7月でも接種率は5%~6%程度ということになる。こんなペースで大丈夫なのかとさすがに心配になる。だが、政府を責めるのも酷な気はする。日本にはワクチンの開発力はなく、ワクチンの開発国が自国の接種を終えない限り日本には回ってこないのだろう。アメリカやイギリスの接種が終われば、日本への供給量が上がると見込んでいるのかな。

 

供給が増えないときの対策は講じているのだろうか。それが気がかり。ロシアや中国のワクチンの安全性を検証し、問題ないならそちらを抑えておくことも必要に感じる。今後のためにワクチン開発の予算を拡充してほしい。さすがに何も手を打ってないことはないだろうけど。

 

私が考えているよりも人は遥かに深く物事を考えており、かと思えばまったく何も考えていないこともある。常に予想外のことが起こるとしか言えない。ワクチンについてですが、案外何も考えていないのではと疑っている。まさかねえ、ということがあるんですよねえ。わからないから恐ろしい。

 

 

 

▼2ヶ月ほど前にメールをもらった。私は鑑賞した映画の感想を『映画の感想』という別サイトに書いています。その人のメールによると、Amazonのレビューに私が『映画の感想』に書いた文章とまったく同じものが載っているという。投稿日時はAmazonのほうが古いことから、私がAmazonのレビューをパクったことに間違いはなく、削除して謝罪しろというものだった。メールをくれた人がAmazonのレビューを書いたわけではない。その人はこういった不正が行われることが許せず、Amazonなどのレビューを検索してチェックしているそうなのだ。世の中には本当にいろんな人がいる。

 

なぜ、Amazonに私のサイトと同じ文章が載っているかといえば、そのAmazonのレビューを書いたのは私だからです。いつもは自分のサイトだけでAmazonには書かないが、好きな映画だったのでなんとなく書いてみたのだ。同じ人が書いているとは考えず「これは転載に違いない!」という思い込みに怖さを感じる。自分の文章でもないけどいちいちチェックしているところも怖い。さらにメールで突撃してくるという。もう何重にも怖い。なにその趣味。いろんなところを炎上させてそう。メールは無視して返事をしなかった。狂人を泳がせておくと何か面白いことが起こるはず、と思ったがその後、特に何も起こらなかった。思い出したら腹が立ってきたので日記に書きました。流行も怒りもずいぶん遅れてやってくる。

 

しかし、ほとんど読んでいる人がいないのに、たまに来るのは狂気のメールという。前世、よっぽど悪いことをしたのだろうか。迷惑系ユーチューバーだったのかもしれない。

 

 

 

▼映画の感想『バーレスク』を書きました。珍しいチェコ映画。バーレスクダンスを踊ることでコンプレックスを克服していく教師の物語。面白かったです。Amazonには載っていないと思います。