玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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▼ものすごい借金を抱えているツイッターアカウントの人がいる。その人はAmazonの欲しい物リストを公開し、食料などの援助を受けて生きている。借金あるのにトリュフ醤油で高級和牛を食べているアンバランスさが面白い。贅沢に見えて所持金1000円もないという。滅茶苦茶な生き方よ。

 

 

▼ラジオ『爆笑問題カーボーイ』を聴いていた。お笑い芸人うしろシティのラジオ『星のギガボディ』が最終回になるらしい。熱心なうしろシティのファンが『爆笑問題カーボーイ』にメールを送っていた。52歳の女性の方。『星のギガボディ』は、うしろシティの金子さんが体調を崩したため、後半は相方の阿諏訪さん一人でがんばっていた。前に『カーボーイ』にアルコ&ピース、ハライチ、金子さんなどの芸人が呼ばれたとき、阿諏訪さんだけ出場できず非常に残念だったとラジオで話していたらしい。そこでこの女性は、最後になんとか一度、阿諏訪さんを『カーボーイ』にゲストで呼んでいただけませんかというお願いだった。優しいファンもいるのだなと思いました。阿諏訪さん、急な呼び出しだったようですがめでたく出演できて良かった。

 

 

▼打合せが終わって雑談。お菓子ちゃんが彼氏とケンカした話を始めた。彼氏とのケンカということで女子が色めき立つ。聞いてみればなんてことはなくて『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』についての解釈でもめたという。観てないですが、いろんな受け取り方ができる作品ということは想像できる。刺すか刺されるかのケンカを期待した人たちの表情は苦々しく、舌打ちが聞こえてくるようだった。正直な人たちだな。

 

 

▼映画を2本観ました。1本は『へレディタリー 継承』というホラー映画。殺人鬼が出るようなものではなく心霊ホラーでした。独特な雰囲気が怖く、謎が残る面白いホラー映画だった。ただ、公式のネタバレサイトがあり、作中に残された謎が全部語られているんですね。観た人が、あーだこーだ言う隙がない。もう全部完璧に説明されているのだ。

 

もう1本は映画の感想に書いた『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』。こちらも難解で謎めいているものの解説などは一切ない。投げっぱなしで謎だけが残る。ここまでぶん投げられると、多少解説してほしくなったりでファンとは難しいもの。映画は作品そのものの面白さとは別に「説明されない謎」というのも、大きな魅力に思える。勝手な解釈をしたり、あーだこーだ言って彼氏とケンカすることが楽しいという。たとえその解釈が間違っていても仮説の面白さというのもある。

 

わからないということは、まだ開けていない箱を持ち続けているようなもので無限の可能性がある。どんなにすばらしい物が入っていても開けてしまえば秘密はなくなる。だとすれば容易に開かない箱がいい作品ということなのかな。