玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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勝昭

▼そういえば相撲が始まっていた。相撲の解説はレギュラーで北の富士勝昭か舞の海秀平がいて、その他に誰かゲストということが多い。北の富士は大雑把な解説で、近所のおじちゃんが話しているのとそんなに変わりがない。とても横綱とは思えない雑さよ。感情と勢いの解説。そこが逆にファンにうけるのかな。北の富士はファッションも派手で、私はそこに注目している。北の富士のお気に入りは真っ赤な革のジャケット。演歌歌手ぐらいしか着こなせないド派手な赤である。この他にも赤やピンクの着物をきてくることもあるから勝昭は油断ならない。

 

 

相撲は今場所まったく観ていない。社会人なのだから当然とも言えるけど。知人に聞いたところ、初日の北の富士はサングラスにマスクで現れて、両方ともはずさないからコントの透明人間みたいで誰だかわからなかったそうである。くぅ~! 見逃してしまった。なんのために大相撲中継があるのか。怠慢。

 

 

 

▼オンラインゲーム『ウマ娘』が流行っていると聞く。

 

 

ゲーム画面を少し見ただけですが、競馬シミュレーションの名作『ダービースタリオン』とアイドル育成ゲームを換骨奪胎したような感じ。仕組みが面白いので、これはヒットするのだろうなあ。レースに勝利するとライブが行われるとか。なんだそれ。しかし、よくウマを擬人化したなあと驚く。戦艦、刀の擬人化でヒット作はあったものの、まさかウマとは。ウマ娘たちがターフを駆けていく姿は、どう見ても徒競走なわけでなかなかシュール。ウマ娘が競馬をやるとすると、本物のウマたちはこの世界では何をやっているのか気になるところ。どうでもいいですか。そうですか。

 

『ウマ娘』をやってみようと最初のガチャを引いたけど全部ハズレっぽかった。wikiを見たら「SランクのSSRサポートカードを3枚引けなかったら切腹したほうがいい」みたいなことが書かれており、一枚も引けなかったので切腹した。ゲーム始める前にwiki見て断念してしまう。

 

 

 

▼少し前に映画『黒部の太陽』を観た。

 

 

黒部川第四発電所の着工前に岩岡(石原裕次郎、左)は北アルプスを訪れる。発電所が作られたら、もうここで登山はできなくなる。工事の視察に訪れていた関西電力の北川(三船敏郎、右)と出会う。北川は「あなたにとって自分たちはどういう存在か」と訊くと岩岡は「敵ですね」と、にべもなく答える。北川はニヤリと笑い「敵同士に乾杯」と酒を酌み交わす。北川には、戦後復興で増大した電力需要のために発電所を建てる使命があった。のちに岩岡は北川のもとで共に働くことになる。立場は違えど相手の側にも事情はある。この場面が印象的だった。

 

今日の打ち合わせは議題がいくつかあった。少し感情的になった二人がいて、批判が意見ではなく人格にまで向いてしまったようだった。一度、感情的になってしまうと議題が変わってもお互いの意見にすべて反対するようになってしまう。この意見には反対だが、こちらの意見には賛成と切り替えられない。この人が言うことには全部反対となってしまう。器が小さいといえば、それまでだけど。意見が違っても相手を認めるということは難しい。ときどき人は、意見が違うから嫌いになるのではなく、嫌いな人と同じ意見にしたくないから違うことを言う場合がある。難しいもの。

 

 

 

▼映画の感想『ジョン・ウィック:パラベラム』『シェーン』を書きました。『ジョン・ウィック』シリーズの3作目、たくさん人が死んでとても良かった!(やや問題のある文章)

 

『シェーン』は西部劇です。「シェーン、カムバック!」がこの映画だと初めて知った。シェーンて女の人だと思っていた。