玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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試す

▼『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語』シーズン6のAmazonプライムでの配信が始まった。

 

 

いい作品なのに全然レビューされなくて心配になる。このままだと配信が終わってしまうのではないか。私が盛り上げねばという使命感。一人になっても私は戦うんだ。まだシーズン6は2話しか観ていないが、アフリカ篇でのトリクシーのがんばりといったらなかった。ヨヨヨ。

 

 

 

ヴァン・ヘイレンの契約書。

アメリカのロックバンド『ヴァン・ヘイレン』の契約書には「M&Msチョコレートを楽屋に用意しろ。そして茶色のチョコレートだけ一つ残らず抜いておけ」という条項があるとのこと。ヴァン・ヘイレンのメンバーが気難しいとか、狂ってるとか、そういうことではなく、相手が契約書を隅から隅まで読んでいるかのチェックだという。茶色のチョコレートが一粒でも入っていると、設備全体の総点検を要求した。そういった場合、必ず技術的なミスが出たという。すばらしいライブを行うための自衛策だったんですね。

 

前の会社で、社長から会社の就業規則を作るよう命じられたことがある。社長はちょっといいかげんな人だから、規則を作ったはいいもののちゃんと読まないのではないかと危惧した。のちのち従業員ともめる予感がした。そこで就業規則で定めた年間有給休暇の日数を、本来は20日とすべきところを200日にして関係者にメールで送付した。社長も役員も中身を確認し「なかなかよくできているな。これでいこう!」と言った。うーん、このポンコツども、と思いました。読みなさいよ。有給休暇200日で提出したろかと思ったが、そんなわけにもいかず20日に直して労基署に出した。私がヴァン・ヘイレンなら楽屋を滅茶苦茶にしている。

 

 

 

就業規則を提出した労基署はのんびりしていた。扉を開けて中に入ったけれど受付に誰もいない。奥の方で5、6人でかたまってなにか作業をしているように見えた。それが済んだらこっちに来るのだろうと、しばらく待っていた。でも、2、3分待ってもなかなか来ない。しょうがないので「すみません」と声を掛けたら、人がパッと散って、みなそれぞれの部署に戻っていった。一人がこちらへ来たが、よく見ると後ろに将棋盤が見える。将棋をやって、それをみんなで観戦していたのだとわかった。10年以上前のことですし、のんびりしていい職場だなあとうらやましくなった。それぐらいの余裕がほしい。まったく怒っていません。

 

では、その労基署をこれから発表したいと思います。

 

 

 

▼人を試す話で思い出した。前にも書いたかもしれないが、元プロ野球選手の新庄剛志さんはマネージャーを雇うときに「100万円あるから入金しといて」とATMに行かせるという。お金は101万円あり、そこで「1万円多かったです」と正直に言ってくる人だけ雇う。それが試験なんですね。新庄、天然ぽくみえてしっかりしているんだなあと自伝を読んで感心した。でも新庄は知人に20億円だましとられてるけど。桁がめちゃくちゃで面白い。

 

 

 

▼映画の感想『ソーイング・ビー』を書きました。イギリスの縫物コンテスト番組。物を作るってやっぱりすばらしい。