玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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ニュースを読む日

▼ラジオを聴いていたら、なぜヘブライ語は右から左に書くかという話をしていた。右から左に書く言語は現在でもある。アラビア語もそうですね。以前から疑問だった。答えは、石板を彫るときに右手に槌を持ち、左手にノミを持った場合、右から彫った方が適していたというもの。当時も今と同様に右利きの人が多かっただろうから、槌は右手、ノミは左手に持ったのだろう。左手にノミを持つと彫った文字が左手の下に隠れることになる。この場合、右から彫っていけばスムーズに彫れる。ちょっと考えれば答えが出るフェアなクイズはいいですね。私はわからなかったけどー。

 

日本でも戦前は右から左に書いていたと思ったら、あれは看板などに限られ、そもそも日本語では横書き自体がなかったようです(gooいまトピ)。縦書きを一文字ずつ書いて並べているだけというか。横書きを左から書くか、右から書くかは統一されておらず、戦時中(1942年)に文部省主導で左書きへの統一の動きが打ち出されたとある。

 

今はパソコンで文字を打つことが多く、右書きでも問題ないことになるのかな。

 

 

 

▼将棋の藤井聡太二冠が使っているパソコンのCPUが50万円というニュースを読む。

 

藤井二冠は自分でPCを組むらしい。CPUが50万だと全部合わせれば80万近いのではないか。CPUはAMDの『Ryzen Threadripper(ライゼン・スレッドリッパー)3990X』。AMD党なのかな。パソコンを自作するとCPUはIntelとAMDの2社から選ぶしかない。詳しくないのでわからないけれど、他のメーカーでCPUを作っているというのは聞いたことがない。以前はIntelの独占で、AMDがCPUを発売してくれたおかげで今はある程度安いCPUが買える。AMD党というとニヤニヤしてしまうな。

 

ちょっと上の世代(50歳以上)の人と話すと、パソコンを組み立てるときは裸でやっていたという話をよく聞く。パソコンのパーツは静電気に弱く、バチっとなると高価なパーツが一瞬で壊れる。今のパーツはそれほど静電気に弱くないし、心配する必要がないとも聞く。とはいえですよ、会社のPCならともかく、自分のPCともなると真剣になる。静電気での故障は保証対象外なのだ。私も以前にPCを組んだときは、なんだかんだで全裸でやった。自分で組んだものが無事起動したときはちょっとした感動がある。逆にうんともすんとも言わなかったときは絶望感がすごい。この世の終わりである。

 

藤井二冠が全裸で組んだかは記事にまったく書かれていなかった。50万のCPUともなれば全裸ではないか。全裸に違いない。肝心なことを書いていない記事だと思います。

 

 

 

▼全裸というので思い出したが男性用のデジタル貞操帯の記事を読んだ(livedoor NEWS)。

 

貞操帯というと大昔のヨーロッパでは、戦争に行く夫が妻につけさせ、妻は貞操帯の鍵をはずせる鍵屋と浮気したみたいな話をどこかで読んだ気がする。『ローマ人の物語』だろうか。そんなこと『ローマ人の物語』に書いてあったかな。どこで読んだかは曖昧。今はスマホでロックできる貞操帯があるんですね。なるほどー。これほど無駄な技術の進歩があろうか。

SMの女王様にロックしてもらうのかな。この貞操帯がハッカーによって攻撃され、ロックを外すために0.02ビットコイン(当時の約2万8000円)を支払うよう要求されたという。ハッカーの脅迫メッセージがいいですね。「今あなたのペニスは私のものです」って、最高だな。声に出して読みたい日本語とはこれか。ドライバを再インストールすればロックは解除できるらしく実際に身代金を払ったユーザーはいないとのこと。いやあ、心温まるニュースだなあ。

 

今日はろくなニュースを読まない。

 

 

 

▼映画の感想『ロープ 戦場の生命線』『愚行録』を書きました。『ロープ』は紛争国で奔走する国際援助活動家のコメディ。ベニチオ・デル・トロが出ております。さらっと観られる作品。『愚行録』は人の嫌なところを詰め合わせたような作品。背景に虐待、格差などの問題がありますが、それにしても腹立つ!