玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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なんとなく虚しい

▼知人と話す。彼の会社にはコロナ以来、一度も直接会ったことがない新入社員がいるという。前にもよそでそんな話を聞いたことがあった。4月からテレワークが本格化したから、そういうことだって有り得るのだろう。新入社員とはビデオ通話だけでやりとりし、少しきつく注意するときなどは信頼関係がないから難しいらしい。一緒にご飯を食べたり、帰ったり、仕事とは直接関係しないところで通じ合うこともある。そういう時間がもてないのはつらいところ。

 

作家 徳富蘆花の言葉に「言葉を弾丸にたとえるなら信用は火薬だ」というものがある。銃に弾が込められていても火薬に引火しなければ弾は飛ばない。相手に言葉は届かない。信頼関係が築けてない相手から何かを言われても、聞く気にならないかもしれない。2度目の緊急事態宣言が出た。3月下旬になれば寒さも緩み、感染者数も減ってくるのではないか。ここから2カ月がいよいよの正念場かもしれない。

 

 

 

▼もうずいぶん居酒屋に行ってないのだな。おいでやす小田さんの一人芝居を思い出した。

 

 

これが好きで定期的に観てしまう。

 

 

 

▼大統領選の結果を認めないトランプ支持者が連邦議会議事堂に乱入したニュースを見る。

 

こんなことってあるのだなあと驚く。政情不安の国ならともかくアメリカのような先進国でこんなことが起こるとは。かねてから選挙を盗まれたと主張していたトランプ大統領だけど、陰謀論を信じて行動する人がここまで多くいることが恐ろしい。トランプ大統領が人種差別的な発言をしたり、負けを認めずに選挙の不正を主張したりするのは、そういう人なんだろうなあという感想しかなかった。

 

だが、自分でさんざん煽っておきながら突入した人たちに対し「『凶悪な攻撃』と非難」(BUSINESS INSIDER)というのが納得がいかないところ。トランプ大統領がどうしようもない人というのはわかっていて、陰謀論を信じて行動した人は愚かではある。だけど彼のことを信じた支持者でもある。議事堂への乱入が共和党議員や各国の首脳から非難されると、トランプ大統領はあっさり非難する側にまわってしまう。悪人だとは思っていたが、悪人にも悪人なりの信義があってしかるべきと思うがそれすらない。愚かとはいえ、自分の子分のようなものなのだから。あまりにも情がない。今回の議事堂突入では議会警察官一人を含め五人が亡くなっている。こんな人間を信じて死んだ人がいることが悲しい。だが、アメリカの大統領としてみれば議事堂乱入への非難は当然と言える。じゃあ最初から支持者を煽るなという話ですけど。

 

 

 

▼映画の感想『木曜日に抱かれる人妻』を書きました。女体盛りが出るというので観ました。これを女体盛り映画と認めるわけにはいかんと固く決意した。勝手に決意しとけという。