玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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蟲毒

▼暖かい布団を出した。以前もらった匂い袋のようなものを入れておいたので、布団に独特な匂いがついた。良い匂いではあるのだけれど、人の家の布団で寝ているような落ち着かない気持ちになって寝つきが悪い。

 

Amazonプライムで配信されている『僕のヒーローアカデミア』を観る。面白い。ここにきて急に少年漫画を観続けている。『呪術廻戦』といい、そういうものが観たい心境なのかな。もしくは幼児退行。来週あたり『アンパンマン』『機関車トーマス』を観始め、さ来週あたりに『おかあさんといっしょ』を観ているかもしれない。スタジオ収録に応募しているかもしれない。踊りの練習しとこ。

 

 

 

▼中国産オンラインゲーム『原神』のVer1.1のアップデートがあった。なんだかんだでプレイし続けている。ランク45が遠い。

 

スマホタブレットでもプレイ可能で、グラフィックの割に動作は軽い。ここらへんはもう日本産のオンラインゲームを超えている。1962年に公開された映画『アラバマ物語』は1930年代のアメリカ南部が舞台。映画の中で日本製ラジオが出てくる。そこでは「なんだ、日本製か」とバカにされている。それから30年、日本製品は信頼性の高さでアメリカ製品を追い抜くことになる。中国といえば粗悪品、パクリとバカにされてきたが、この先の5年10年で追い抜かれてしまい「なんだ、日本のゲームか」となることだってあるかもしれない。時代は思っているよりもずっと速く変わる。

 

 

 

▼ゲームで思い出したが、Amazonが有毒プレイヤー同士をマッチングさせる特許を取得したニュースを読む(Yahoo! JAPANニュース)。

 

暴言を吐いたり、嫌がらせをするプレイヤーを選び出し、そういった有毒プレイヤー同士で対戦させるというもの。面白い。ちょっと前に『Fall Guys』というゲームでチートを使う人間を集めて、チーター同士で対戦させてしまうシステムが実装された(今は廃止)。以前は、チーターはアカウント停止してゲームから追い出すのが当たり前だった。チーター同士を集めれば、中には反省する人も出るかと思いきや、みなチートを使い続けたという。地獄。

 

暴言を吐くプレイヤーだけを集めるという試みは果たしてうまくいくのだろうか。人はひどい言葉をかけられるよりも、認められたり、褒められたりしたほうが行動に良い影響がでるように思う。罵倒しあう環境の中で更生するプレイヤーは出るのだろうか。べつに更生など目的としておらず、まっとうなプレイヤーが安心して遊べるように隔離するというだけの意味なのかな。どういった行為が有毒プレイにあたるのか。遅延、切断などはプログラムで判定可能だろうけど暴言は線引きが難しい。

 

アカウント停止処分にする作業が減るのは運営にとって助かる点かもしれない。オンライン上ではアカウント停止は死刑に等しいので、運営側もかなり気をつかってきた。アカウント停止などの重要な操作はログを確認したうえで手動で行ってきたから、人件費の節減にもなる。

 

しかし、有毒プレーヤー同士の対戦て、えらいことになりそうだな。暴言飛び交う阿鼻叫喚の地獄になってそう。それはそれで観てみたい。地獄を勝ち抜いた一人が、蜘蛛の糸のように普通のプレイヤーの住む世界へ復帰できるシステムとかも作ってほしい。とんでもない奴が地獄から復帰してきたと盛り上がりそう。見に行くぞ。

 

 

 

▼映画の感想『犯罪都市』『バイス』を書きました。『犯罪都市』は筋肉刑事VSヤクザのお話。勧善懲悪でスッキリと楽しめる作品。悪役ががんばっております。『バイス』はブッシュ政権下の副大統領チェイニーの物語。えらい悪い人もおったもんじゃ‥‥。