玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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変に同情しない

▼今年初のおでん。おでんにウインナーが入っていると、それだけで幸せな気分になる。幸せの閾値がまだまだ高い。「おでん」の「おで」を聞いたぐらいで白目をむいて卒倒するようでないと。何かのクスリをやってるのかも。

 

 

 

▼新たなナスカの地上絵が見つかったニュースを見る(テレ朝ニュース)。

 

 

ずいぶんと雑な猫で驚く。ナスカの地上絵というとハチドリ、クモ、サギなどが有名で曲線と直線を使用した印象的なデザインだった。ハチドリなどはきちんと計画されて描かれたことが想像できるけど、この猫は個人がフリーハンドで描いたものではないか。大勢でフリーハンドで描くことのほうが規則的な線を描くよりも難しい。現地人の落書きにも見える。

 

幅37メートルというので、一人で描けそうな気もする。仮に雨乞いや宗教的儀式に必要ということで絵を描くにしても、この猫の設計図を示されたら、誰かが「ちょっと待てよ」と言うのではないか。古代人も「いくらなんでもこれはない」と言う。逆に天罰あたりそうな気もするし。古代人の落書きなのかもしれない。2000年以上経ってから、こんな騒ぎになるとは面白いこと。

 

 

 

▼すっかり寒くなった。ぬくぬくで暖かいボアシーツを出した。今年もこれでぬくぬくしよ。

 

2度目のオンライン飲み会をやった。若い人たちが、今、付き合っている人たちなどの話で盛り上がっていた。私はおとなしく聞いているだけだったが、気を利かせてくれたのか「今、付き合ってなくても、昔どんな人と付き合ってたんですか。キレイ系? かわいい系? 芸能人でいうと誰に似てました?」と訊くので「キタロウ」と答えた。

 

 

以後、仕事の話をしていても、なぜかみんなが優しい。不必要にいたわってくれる。戦争で大ケガを負って帰ってきた人、みたいな扱い。あなたたちが優しくすればするほど、なにか、こう、ね。あと、キタロウはとてもすてきな人だったから。