玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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記者会見

▼頂き物のシャインマスカットが今日で尽きてしまいそうだ。ああああああ、なんということでしょう。美味しかったシャインマスカット、君のことは忘れない。葬式を出してあげたほうがよいかもしれない。しかし、あれだな、あの美味しさに慣れてしまうのは危険だ。「贅沢は敵。欲しがりません、勝つまでは」の精神でいく。「一億火の玉、月月火水木金金」である。知ってる戦時スローガン、全部書いた。

 

 

 

▼先日の給排水管交換工事の際、作業員の人が誤って洗面台上部の蛍光灯ケースを壊してしまった。プラスチックが格子状に組まれた桟で、凝ったデザインになっている。その取替作業に先ほど来てくれた。新しく取り付けられた物を見て驚いた。品物は同じなのだがけた違いに明るいのである。桟が掃除しにくいこともあって、十年以上ほったらかしにしといたわけですが、経年劣化とほこりなどでずいぶん汚かったのだろう。もう洗面台が明るい明るい。「掃除しなくていいことってあるもんだなあ」と感心した。ここまでギャップを楽しめるとは。間違った方向に納得してしまった気もする。

 

 

 

▼ニュースを見たら新しく官房長官になった加藤勝信さんが記者会見をしていた。厚生労働大臣を続けるのかと思っていたが官房長官になったのだな。コロナ対策が一定の成果を挙げたと評価され、首相ルートに乗ったのかもしれない。政治のことはわからないが、安倍さんは小泉総理のときの官房長官で、菅さんも安倍総理のとき同じ役職だった。官房長官は首相の一歩手前にいるという徴なのだろう。

 

記者会見で加藤さんは「コロナにかかったトランプさんが退院したが、これは大統領選挙に有利にはたらくと思うか」という質問を受けていた。微妙な質問を受ける。質問自体にたいした意味はないが、意図せずとも、トランプさん寄りの回答になるか、ライバルのバイデンさん寄りの回答になるかが怖い、それで「加藤さんは、この人に大統領になってほしいと思っている」などと書かれるのも面倒なこと。加藤さんは、他国の選挙に関して回答する立場にないと答えていた。面白くはないが模範解答。

 

ここで調子に乗って「トランプさんのコロナ対策が~」などとやり出すと、アメリカで批判的なニュースとして取り上げられてしまうかもしれない。質問は「有利にはたらくと思うか」で、その場合に回答は「はたらく、はたらかない」のどちらかだが、正解は「回答する立場にない」なのだ。選択肢にないの選ぶのだから、政治家は大変だなと思う。

 

以前、元上司から「歳をとったら物をはっきり言わないことをおぼえた方がいい」と忠告されたことがあるが、こういう面もあるのかもしれない。なにせそういうの苦手。腹の読みあいが苦手。おでこに「いいと思います!」「ダメです!」などと書いといてくれると嬉しい。

 

 

 

▼映画『ダンケルク』や『チャーチル』の感想を書きたいなあと思ったまま、『原神』というゲームで遊んでいる。廃人のごとくやってしまった。風光明媚なゲーム。

 

 

まだサービスが開始したばかりの中国産ゲーム。『ゼルダの伝説』に少し似ているアクションゲーム。よくできていて、随所にこだわりも感じられて面白いです。高い山などありますが、見えているところは全部登れてしまうのもすごい。登山ゲーになっている。クエストを受けて敵を倒してというのは、今までのゲームと同じものの、パズル要素は面白い。ものによってはかなり難解なものもあるけど、解けたときに納得感があるのもいい。フェアなパズルというか。

 

翻訳が完全ではなく、日本語ではない漢字が出てきたり、人に「身分は?」と急に訊いたりするのが粗削りで面白い。「身分」というか「どういう仕事してるの?」ぐらいのニュアンスなのかもしれないけど。ストーリーはあまり面白くないので読み飛ばしてますが、なんとなくわかる。モブキャラたちがしばしば故事成語を引用するのも中国っぽくていい。無理にマルチプレイをしなくても、一人でコツコツすすめられるのもいいところ。

 

それと猫の仕草に異様に凝っている。寝転んで伸びをしているバリエーションがいくつもあったり。スクショすれば良かった。細かいところにこだわりを感じる。PS4、WindowsPC、その他モバイル端末などで配信しています。課金してないですがかなり遊べている。ほほほ。