玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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日傘

▼野球は中日ドラゴンズを応援している。スタートからビリで「今年も駄目だ! 来年に切り替えていく!」と早々に見捨てたものの、観ていない間にいつの間にか3位になっていた。私は信じていたぞ。今年こそクライマックスに出場して優勝だ! コロナで試合数が少ないから勢いでなんとかなる! ほほほ、ほほほ。ファンとは勝手なもの。

 

福田永将という選手がいる。戦国武将のような名前が好きで応援している。「のぶまさ」と読みます。横浜高校時代には涌井投手(ロッテ)とバッテリーを組んでいた。中日ではキャッチャーをやらせてもらえず、外野を守ることが多い。本職がキャッチャーだったため、守る場所に苦慮しており、外野をやっても三塁をやっても今一つ。かわいそうでもある。

 

福田選手はチャンスで打てなかったとき、眉間に深いしわをよせ、悲愴な顔をして帰ってくる。「ザ・悲愴感」と呼んでいる。戦国武将のような名前もさることながら、切腹でもするんじゃないのという顔なのだ。相手も抑えようと必死なわけだし、打てないのは仕方ない。プロなのだからそんな顔せんでも、と思うのだけど。今回は駄目だったなと、堂々と帰ってくればいい。巨人の坂本選手はヘラヘラしているのに打つイメージがある。ただですよ、普段打っている坂本が凡退するのと、普段から打率が良くない福田が凡退するのでは、やはり違うのだろうか。

 

悲愴な顔をして戻ってくれば「プロなんだからそんな顔しなくても」と思うが、じゃあヘラヘラして戻ってきたなら「打てないくせに、なにヘラヘラしてんだ。二軍に行っちまえ」と思うかもしれない。ファンとは勝手なもの。ほほほ。

 

 

 

▼前原光榮商店の日傘の評判が良い。男が日傘なんてという人もいたが、もはやそんな時代ではない。かつてはスポーツ練習の間に水を飲むことが禁じられていた時代もあったが、今はまったく逆になっている。男の日傘が常識になる日も近いのでは。なにせ暑いんだよ。

 

前原光榮商店の白い麻の日傘、涼しげですてきですがお値段もなかなか。1~3万円はする。傘は消耗品と考えているので迷ってしまう。お洒落な人というのは組み合わせて使うのがうまいのだろうけど、私は服も鞄も、気に入ればそればかり使ってしまい、すぐに駄目にしてしまう。日傘も駄目にしそう。

 

傘をしばらく買ってなかったけどずいぶんいろんな物が出ているんですね。雨があたると花柄が浮き出るものや、裏地が華やかな柄で畳むと裏表がひっくり返るものがある。

 

裏地が空になっている傘は、以前MOMAが出していて7000円ぐらいしたのであきらめた。2000円ならば私にも手が届く。月300円のお小遣いを7カ月貯めれば買える。

 

 

 

▼住んでいる集合住宅の給排水管交換工事が始まる。かなり大掛かりな工事なのだ。大規模修繕は外壁が主だけど、配管工事は家の中をいじるから大変。家具の移動やら何やらで腰を痛める。ヨボヨボ。工事期間の十日間は在宅しなければならないし、日中はトイレも水も使えないという。むー。

 

十日間、家で何してればいいのだろう。仮にですよ、テレビ、映画、ゲームばかりだったら「コイツ、いつも遊んでんな」と工事の人に思われるだろう。じゃあ、かっこうつけて本でも読んでればと思うが、最近は老眼なので目がつらい。寝てばかりいるのも恥ずかしい。工事の人相手に見栄をはっていきたい。来週は、意味もなくエクセルを開いたり閉じたりしていく。

 

仕事しろよといえば、そうなんですけどー。来週、異常にブログの更新頻度が増加したら察してほしい。やることないんだなと。エクセルをパカパカするのにも飽きたんだなと。

 

 

 

▼映画の感想『幕末太陽傳』を書きました。フランキー堺主演の娯楽時代劇。幕末の雰囲気に浸れる作品でした。