玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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それでも野球は始まった

▼話題になっていた漫画『鬼滅の刃』を借りる。現在のジャンプコミックスは1冊440円なんですね。私の子供の頃(30年ぐらい前)は、1冊360円ぐらいだった気がする。さらっと30年前と書いて、おののいてしまった。さささ‥‥さんじゅうねんまえ‥‥。30代の頃はまったく時間が進む感覚がなかったけれど40代になってからは乱暴なまでに早い。ふと気づいたら1年経っているような。このブログを書き終えたら2歳ぐらい年とってる感じ。

 

 

 

北朝鮮開城市にあった南北共同連絡事務所を爆破した。コロナはもちろんだが、アメリカでは暴動が続き、インドは30年振りといわれる蝗害にみまわれ、本当にねえ、世界的な厄年という感じがある。そんな中、プロ野球が開幕。日常がそろりそろりと戻ってくるよ。無観客試合ということで、いつもとはまったく異なる雰囲気。各球場、盛り上げるためにいろいろな工夫をしているようで、観客席に応援ボードを飾ったり、客のかきわりを立てたりしている。変なのー。

 

選手の声がはっきりと聞こえる異様な雰囲気、何かに似ていると思ったら、それこそ30年前のパリーグのBクラスの試合に似ている。観客席はガラガラ。観客より選手のほうが多いときもあって、ホームランボールは取り放題、学生が麻雀をうっていたり、カップルがいちゃついていたり、そんな場面をテレビの『珍プレイ好プレイ』でよく見た。選手も観客のヤジが聞こえるので、気の短い選手は観客とケンカをしていた。私も生で見たことがある。日ハムの選手がヤジがうるさい観客に「降りてこいや! 来ないならこっちから行くぞ」とバットをブンブン振り回していたのを憶えている。あれ、誰だっけなあ。いやあ、元気な時代でした。

 

観客席にかきわりを置くにしても、麻雀うってる学生とか、いちゃつくカップルにしたら、当時のファンが喜ぶのでは。ニッチすぎる需要。私の応援する中日ドラゴンズは延長10回、9対7でからくも勝利。初戦からものすごい試合だった。中日もいつの間にか、Bクラス常連となってしまった。落合監督のときは「敗北の味が知りたい。ウヒョヒョヒョ‥‥」と調子に乗っていたが、今や勝利の味がわからぬ体に。うっかり勝つと「なんだ‥‥この味は」と食あたりを起こす。もうそろそろ優勝の味が知りたい。今年こそは。

 

 

 

▼今日は仕事で本当に不愉快なことがあり、怒髪天をついた。何年ぶりかの怒り。googleマップでその会社の名前を「南北共同連絡事務所」に書き換え、金正恩に「ここ!」とメールしといた。よろしく頼む。

 

 

 

▼コロナのデータは海外ではジョンズ・ホプキンス大学のものがいいですが、国内ですと東洋経済オンラインのサイトが県別でも把握できますし、見やすかったです。実効再生産数(一人が何人に感染させるのかの目安で1を下回ると収束していく)も折れ線グラフで記載されています。6月20日時点の東京は1.53で、くすぶり続けている感じがある。流行が急拡大したときの武漢が2.5、ピーク時で3.8ぐらい。

 

 

 

▼映画の感想『ザ・レポート』を書きました。一か月ぐらい前に観たような。だいぶ間があいてしまった。同時多発テロ以降、CIAがテロリスト(そうでない人々も含む)に行った強化尋問、その正当性について上院特別委員会は調査を行った。調査によって過酷な拷問の実態が暴かれていく。CIAの暴走っぷりがすさまじい。