玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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苦手な言葉

▼打ち合わせ、隣席のTさんと参加。Tさんのところには政府配布のマスクがまだ届いてないという。「国から無視された女。わははは」と指をさして笑ったところ、指を曲がらない方向に曲げられた。痛い痛い。さすが国からいないことにされているアウトロー。反社なので、通報しようと思います。

 

しかし、苦手な言葉というものがありますね。新しく始まるキャンペーンの企画書に「〇〇女子にお勧め!」という宣伝文句が入っていた。私はマーケティング担当ではなく、口を出す立場にないので黙っていたが、〇〇女子とか〇〇男子とかイクメン、リケジョ、そこら辺全部苦手。ターゲットになっている人たちが参加すれば正解なのだから、もちろんそれでいいのだ。今回は企画書にずいぶん苦手な言葉があって、マネタイズ、神動画、なども自分では使う気にはなれない。

 

苦手に思う理由がよくわからない。べつに死ぬわけでもないのだから、それぐらい気にしなければいいとも思うのだけど。言葉から漂う軽薄さが嫌なのか、オンラインサロンでも開きそうな感じが嫌なのか、なんだか変な悪口を言いそうだからよすけど。どうして苦手なのかが不思議。人は服装によって、人を無意識に分類する。怪しげな人や、思想が正反対のグループを避けるという、危険回避の本能かもしれない。同様に言葉でも嫌悪感を感じるということは、この危険回避の機能が働いているのだろうか。

 

小池都知事もよく苦手な言葉を使う。「オーバーシュート」「東京アラート」「ウィズ・コロナ」とか、流行語大賞を狙っているような。行政の首長ならばお年寄りにもわかるように英語は避けるべき、というまっとうな批判からではなく、たんに嫌というか、しゃらくさいというか、気に食わないというか、そんな理由なんですよね。もうまともな理由じゃないんだよ。八つ当たりといってもよい。とにかく気に入らないんだから仕方ないという。病気?

 

 

 

▼オンライン箱庭ゲーム『Creativerse』をやる。やめようと思ったらアップデートがきたのです。

 

 

大きな鉢植えと庭を作る。ふむ。鉢植えの屋上を展望台として使いたいのでエレベーターを設置したいのだけど、作り方がよくわからないんですよね。このゲームはそもそもキャラが空を飛べるわけだから、エレベーターを作る必要はまったくない。そういう建物が作りたいだけなのだ。で、エレベーターが実装されているわけでもないので、いろんな人が苦労している。物理的にキャラを動かすモジュールは少数しかなく、かなり変則的なプログラムでテレポーターなどを応用しながら、エレベーターっぽいものに見せかけているにすぎない。他の人の建築を見ると、やれる人もいるのだ。if文一つ書けないような条件の中で、どうやって5分岐とかさせているのかなあ。なんとか実現していて感心してしまう。繰り返しますけど、そもそも最初から飛べる。