▼朝、ベーコンエッグを焼こうと思ったらガスが点かない。３基あるコンロすべて着火しない。断線したのかな。ガス台が壊れるとは一大事。なぜなら私は無職。無職は金がない。無職のガス台が壊れていいはずがない。「おい、根性を見せろ」と言ってみても、うんともすんとも言わないのはガス台だからである。さすが。以前、何かの映画でCIAの工作員が「拷問に堪えられる人間はいない」と言っていた。諜報機関が好んで水責めを行うのは体に痕が残らないかららしいですね。ガス台に「水責めにするぞ」と脅しをかけても動じない。ガス台は拷問に強い。偉い。
もう10年以上使っているからそろそろ寿命なのだろう。最新のガス台に買い替えたらAI搭載になるのかな。壊れたときも「私は故障しています。修理してください」などと言うのだろうか。それはそれで腹が立つ。武士のように無言で故障してほしいもの。AIは「水責めにする」と言えばビビッて動き出しそう。AIは脅しに弱い気がする。
ともあれ、新しいガス台を探すか修理を頼まねば。そういえば政府が10万円の給付金を配り始めた。ほほほ、ほほほ。いいところにお金があった。鋭意、調べる。そうしたら、こんなニュースが‥‥「東京都内でも『１0万円』申請開始‥支給日まちまち、募るいらだち」（読売ニュース）。オンライン申請でも職員が目視で住民基本台帳と照合しているため、品川区では１日100件の処理が限界とか。今のペースだと給付金を配り終えるのに６年かかるとある。なるほどー。いや、６年て。買い替えたガス台がまた故障してるかも。
しかし、業務が手作業なんですね。手作業のほうが間違えそうだけどなあ。オンラインで来たデータを住民基本台帳のデータベースと照合するのはそれほど難しいことに思えないのだけど。振り込み作業も銀行のサイトにcsvを流しこんで終わりじゃないのかな。ドイツでは申請から２日で振り込みが行われたとある（キャリコネニュース）。ふーむ。だが、給付金なんぞをのんびりあてにしてられないのはわかった。これからガス台を水責めにかける。
▼今日も今日とて箱庭ゲーム『Creativerse』をプレイ。パルテノン神殿プロジェクトが始まった。そもそも信仰心のない人間が信仰の対象である神殿を作ってもよいかと悩む。いいことにした。次に建築場所を決め、整地を行う。見晴らしのよい場所がよくて、本拠地からある程度近い場所にする。以前、広島城に行ったとき、広島城のすぐそばに城を見下ろすような高層ビルが建っていたことにショックを受けた。城が一番高いと思っていたのだ。美観的によろしくない。今回、建築した場所にも神殿よりも高い山が立っていた。爆破した。爆破できるのがゲームのいいところ。現実に爆破すると怒られるので。
神殿の上部を建築中。中をのぞきこんだところです。パルテノン神殿についてのサイトを確認したところ柱は横に８本、縦に１７本立っている。内部の柱の本数はどうしてもあわせることが不可能だった。部屋は実際と同じ二部屋。見えない所もきちんと作った。なんのために。
ちゃんと作ろうとしても、変更せざるを得ない理由があるのだなあと納得するところもあった。
実際の間取りを参考にして作りました。メトープ（長方形の彫刻小壁）などはゲーム内にそんなパーツがないので再現できない。特徴的なペディメント（切妻型屋根の破風）なども無理だった。パーツがない、技術的に未熟であるという他に「そうなっているほうが気持ちいい」とか「便利」という理由で変更を加えることもある。ドアは自動にしたし、二部屋は行き来可能にした。何かを作るとき、知っていて設定を無視することと、知らないでやってしまうことでは説得力が違うなどというが、そうかもしれない。
で、天井の石を並べ終わったところで、石に木目のような模様があることに気づく。近くで見るとうっすらと模様が入っているんですね。何も考えず石を置いたため、縦と横の模様がゴチャゴチャに入り混じって配置されている。ゆ、許されない‥‥。私のバカバカ！ おおおおおおおおお！ ここまで来て。４時間ぐらいかかったのに。私の中の大工の棟梁が「誰だ、この仕事をした奴は！ 貼り直しだバカ野郎！」と叫び、新人大工は「いや‥‥面倒だし、近くで見なけりゃわかんないし、これでいいんじゃ‥‥」と逃げようとした。結果、棟梁が勝利した。模様を同じ方向に直す地獄の貼り直し作業が行われた。まさに自己満足の世界。
そして神殿は完成しました。うーん、なんとも地味。
夜、横から見たところ。敷地がないところに建てたので断崖絶壁に立っている。周りの山は爆破したのでスッキリした。
そんなことより、おまえ、ガス台はいいのかという話ですよ。いくない。屋根を貼り直している場合ではない。
