玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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Dlife終了

▼BSでは3月いっぱいでDlifeというチャンネルが終了した。悲しみ。大好きな『ブリティッシュ・ベイクオフ』だとか料理番組の数々が観られなくなった。特に何を作るというのではなく、ただ観ているのが楽しかったのに。オリンピック終了よりもDlife終了のほうがダメージはでかい。私の中で2020年はDlife終了の年として記憶されるだろう。

 

代わりに『駅ピアノ』を観ている。ピアノを弾く人の中には独学が多いことにも驚かされる。ピアノを演奏している人たちの人生が興味深い。日本だとピアノを弾くのは女性が多いけど、海外ではそんなことないのかも。男女比が5:5か、もしくは男性のほうが多いぐらい。観ていてふと思ったのは、リズム感がない黒人というのが存在しないのかということ。ダンスが下手な黒人というのはいない気がする。偏見か。それは、日本人が全員、空手やってると同じことか。リズム感のない黒人に会いたい。

 

 

 

▼LINEが行った「新型コロナの状況把握アンケート」を見たけれど、なかなかテレワークが進まない感じがある。30代だけは13.2%と10%を超えているものの、他の世代は10%に達していない。周りでも結局、元からやっている人がやっているだけである。

 

テレワークを断念した会社の人と話したけれど、主に二つの面で難しいのではないか。一つはPCやソフトの費用。新年度だから通常ならば予算はとれるけど、なにせ見通しが立たない。テレワークにするために新しいノートPCとofficeを買うと、だいたい一人10万はかかる。それで人数分となるとかなりの金額になる。体力のない中小企業だと、テレワークを推奨すると政府から言われてもなかなか‥‥というのはある。

 

もう一つは情報漏洩などの事故について。はっきり言えば従業員が信用できないという。そりゃね、得体の知れないサイトに行って変なウイルスに感染して顧客情報や機密情報流出で訴訟というのが一番怖いわけで。私がお世話になっている会社の人を思い浮かべると「アイツならやる! 必ずやる!」と断言できるのがいる。営業のEさんは必ずやってくれる。あの人は期待を裏切らない人。

 

以前、PCで何かを教えてほしいと言われ、EさんのPCを借りて操作していた。アイコンの上で右クリックするとメニューが表示されるが、そのメニューの中に『sex.com』みたいな明らかにアダルトサイトのようなものが入ってしまって消せない。で、Eさんと話していると一分おきぐらいに、画面の右下の時計の辺りからも『sex.com』という小窓がピョコっと出てくる。裸の外人が踊りまくっている。やりやがったなオイしかない。これは他のPCに感染するウイルスではなく単なる悪質なプログラムだけど。Eさんに「変なサイト行きました?」と訊いても「あのね。買ったときからこうだった」と言い張る。嘘をつけ嘘を。そんなPCあるか。リモートワークへの道の険しさを教えられた。

 

今回、コロナ対策では台湾がとてもうまく対応している。国は小さいのにマスク生産量を世界2位まで押し上げたのもすごい(PRESIDENT Online)。それぞれの行政のトップが専門家というのが大きいのだろう。政治家はよく「平和なときなら誰がやっても一緒」と言われてきた。たしかにその通りに思えるがやはり問題がある。平和な日常から有事になるのは、あっという間で境がない。しまったと思ったときには、取り返しのつかない事態になっている。いざ、有能な人をと思っても、有事に人を切り替えている時間もないのだ。

 

それにしても台湾のIT担当大臣オードリー・タン氏ですが、中学中退の天才プログラマーって、アニメに出てくるキャラ設定で中二心がときめく。

 

 

 

▼『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』を観ました。

 

 

いかにもアメリカがやりそう、みたいなアメリカの悪事を描いた映画なんですけども。前作『ボーダーライン』は緊張感がある作品でしたが、監督は代わりましたがこちらもなかなか。

 

アメリカでイスラム原理主義者によるテロが頻発し、政府は頭を悩ませている。前作『ボーダーライン』はメキシコからの麻薬流入を扱っていました。今はどうやら麻薬を運ぶより、密入国のほうが儲かるらしく、麻薬カルテルは密入国ビジネスに力を入れている。で、CIAは麻薬カルテルのボスを殺すことも考えるけれど、ボスを殺しても次の誰かがボスになるだけで意味がない。だから、麻薬カルテルのボスの子供を誘拐して、その犯行を対抗する麻薬カルテルの仕業に見せかけて殺し合いをさせよう。僕たち天才! という計画を思いついて実行するのです。最低だなオイ。

 

やりそうなんだよ、アメリカは。麻薬カルテルの弁護士を殺したり、子供をさらってみたりしたものの、実は国内でテロを起こしていたのは密入国者ではなく、アメリカ国籍を持つアメリカ人だったことがわかるんですね。ここらへん、大量破壊兵器あるって言ってイラク戦争引き起こしたのに似ているな。ずさんさがすごい。で、さらっちゃった子供や、実行部隊をどうしようか、みたいな話になって、どうしようもないから殺すかという。どクズ!

 

その他、ベニチオ・デルトロが最後、とんでもなく怖い雰囲気で登場して、相手の殺し屋がビビりまくるところが良かったですねえ。