玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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無職

▼コロナなどあって予定の仕事が延期に。ついに私も流行の先端にのった。コロナ無職である。のほほ。これからどうやって生きてこ。今、私が罪を犯すと「40代、無職男性」という完全無欠のヤバい奴になる。道で警察官とすれ違うときも、つ・み・を・お・か・せ・な・い! という変なプレッシャー。視線も泳いで挙動不審。信号もきちんと青になるまで待って渡っています。

 

早く堂々と罪を犯せる身分になりたい。

 

 

 

▼知人に「仕事くんろ」と言ったところ、紹介でアルバイトをすることに。遺言の証人をやりました。事前に遺言内容を確認し、少し法的に気になるところを調べたぐらいで準備に10分もかかっていない。当日は公証役場に行き、公証人の前で遺言内容を確認して署名捺印した。正味45分の仕事で11000円もらう。いかん。

 

学生時代やったバイトの一つに市場での肉体労働があった。一日中、段ボールに入った重い物をあっちに運び、こっちに運び、体中が軋みをあげる。市場内の塵と埃で鼻の穴が真っ黒になる。それでも支給額は7000円程度だったと思う。どうも仕事というのは高額のほうが格段に楽のような。なんだかなあという気もする。おじさんたちとちょっと話しただけで11000円とは、もう、パパ活といっていいレベル。しかし、この先、このような簡単な仕事はないわけで。あとはコンビニ強盗などをやって地道に生きていくしかない。だが、パパ活の喜びをおぼえてしまったこの体が、ハードな労働に堪えられるだろうか。

 

 

 

▼ニュースやネットを観ていると、若者対お年寄りという世代間の対立が高まっているように見える。不安やプレッシャーを受けると、どこかでわかりやすい原因を求めてしまうというか、目立つところに責任をかぶせたくなるのではないか。「若者」「お年寄り」という世代ではなく、責任の所在は個人にあると思うのだけど。世代、出身地、国籍、性別問わず、困った人はどこにもいる。自分が攻撃的になっているかもと思った時点で、自分の精神状態について点検してみるといいかもしれない。

 

 

 

志村けんのコントを観ていたら、ドリフよりも石野陽子さんとの夫婦コントが面白かった。

 

 

このシリーズ、けっこう作ってたんですね。仲良さげでグダグダなところも、いい雰囲気。

 

 

 

▼映画の感想『(r)adius ラディウス』を書きました。設定が面白いサスペンス。低予算でもちゃんといいものが作れるという見本のような作品。