玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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コロナを言い訳に

▼花粉症まっさかり。ドラッグストアに寄ったが、相変わらずマスクは売っていない。今ある分で堪えるしかない。トイレットペーパーは、不足しているというデマが消えたせいか入荷していた。ドラッグストア名物、マスクをめぐって揉める人たちを生で見た。世紀末感、出てきたぞおと盛り上がる。私も火炎放射器を買って、モヒカンにしたほうがいいのかな。

 

 

 

亀田製菓が柿の種6:ピーナッツ4の比率を、柿の種7:ピーナッツ3に変更のニュースを見る日刊スポーツ)。

 

世間がコロナ一色に覆い尽くされている中、このニュースを放り込んでくるところがすごい。これほどどうでもいいニュースもなかなかない。このニュースの裏には、イルミナティやフリーメイソンの隠されたメッセージがあるのではないかと疑ってしまう。しかし、こういうときだからこそ、能天気なものが必要とされている。今度から柿の種7:ピーナッツ3なのだなと心に留める。何度読んでも「で?」以外の感想がないニュース。

 

 

 

▼打ち合わせ。とにかく来い、座っているだけでいいからというのでゴリラ部長に付いていく。座っているだけでいいなら、私いなくてもいいじゃんかあ、と思うのだけど。春はとりわけ眠いし。

 

打ち合わせを聞いていたら、ある仕事(Aとする)の進捗が遅いのをコロナウイルスのせいにしていたので驚く。けっこう世間ではあるのだろうな。まったくコロナ関係ないのに。Aの仕事というのはエンジニアのWさんしかできない。そのWさんは別件で急な仕事が入ってAどころではないのだ。代わりと言ってはなんですが先にBのほうを進められてはいかがですかという提案だった。なるほどー、そこで私にBをあてがってというわけか。

 

先方に対して、何もしないわけじゃないですよというアピールもしつつ、年度末で余っている予算もとりやすい時期だし、Bを受けることができれば社内に対しても顔が立つというゴリラ部長の思惑。だが、私の作業量は増大する。一作業者としては受け入れがたいものの、営業的視点では理解はできる。

 

ビルを出たゴリラ部長は、私に向かって得意げに親指を立てて見せた。しゃくにさわる。

 

 

そのまま溶鉱炉に落ちて、溶けてくれんか。それが人類のため。

 

お仕事があるだけ幸せである。たとえそれが朝に穴を掘り、夕にまたその穴を埋めるような仕事でも。そうやってだましだまし75あたりまで行けないものか。40までは来た。あと35年‥‥ながーい。

 

 

 

▼映画の感想『パージ:エクスペリメント』を書きました。12時間だけあらゆる犯罪が合法となる映画『パージ』の前日譚です。うーん、今回はあんまり盛り上がんなかったねえ。

 

『風の勇士ポルダーク』も完結したし、『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語』も観てしまった。痛風のときはとにかく動画鑑賞がはかどる。なんもしてない。何か面白いのありませんか。