玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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空気を読まない

▼ついに年貢の納め時ということで警察に出頭。顔写真を撮られ、お金を徴収される。執行猶予5年の判決がくだった。5年後、無事故でまたいらっしゃい、ということで自動車免許は更新された。

 

講習では、あおり運転やスマホのながら見運転の注意が行われた。前回はなかった。スマホのながら見は2回で免停。自転車事故が増えており、自転車での一時停止違反なども2回繰り返せば講習を受ける必要があるとか。いろいろ変わってきている。

 

 

 

▼今日はプレミアムフライデー。上司をエアガンで狙撃してもそれほど怒られない日。積極的に眉間を狙っていきたい。

 

 

 

▼トイレットペーパー買い占め相次ぐ 新型肺炎の影響巡りデマ 熊本で(毎日新聞)という記事を読む。

 

トイレットペーパーで思い出したのは母から聞いたオイルショックのときの話。私はまだ生まれていない。結婚して間もない頃、父はハワイで仕事をしていた。母も一緒にハワイで暮らしていた。アメリカ本土ではオイルショックの影響はほとんどなかったらしい。だけど、ハワイにいる日本人がトイレットペーパーを買い占めて日本に送ろうとしたため、ハワイではトイレットペーパー不足になったとか。ハワイは島なので、本土で作った商品を輸送してくるしかないのだ。

 

今回の買い占め騒ぎについて「オイルショックの頃から何も進歩してない」と嘆く声をSNSで見かけた。だけど、本当に進歩していないならば、この話がデマであることがすぐに伝わる事もなかった。世の中は少しずつ良くなっているのでは。

 

 

 

▼1日は24時間しかないから1秒も無駄にしたくないという24時間君と話す。まあ、その、私と話している時点でかなり無駄だけど。

 

24時間君は入社試験の役員面接で「空気を読まない人間になれ。革命を起こせ」と言われたそうだ。革命て。社長の首でも取る気か。役員てのはだいたい戦国時代が大好きなんだよ。好きな武将は織田信長。そうに決まっている。「どうしたら空気を読まない人間になれますかね」と訊かれる。知らん。空気という空気を読みまくってきた私だ。空気を読まないということは、読むことなのではないかと思う。

 

革命的な提案をしろというのは一見、開かれた社の雰囲気を感じさせるものの、実はそんなこともない。あくまで役員が許容する範囲内の革命的な提案でしかない。本当に革命的な提案をしようものなら大変なことになる。だけど、誰もが嫌がるような提案をしなければならない状況、本当に大規模な改革が必要になることもある。そのときは徹底した説明と根回しが必要になる。提案を実行することでどんな意味があるかをくどいほど周囲に説明しなければならない。提案して反対されてすぐ引っ込めるようなら信用を失う。反対を受けるような提案は何度もするわけにはいかず、ここぞというときに必ず勝つ形で行わなければならない。

 

空気を読まないと言われるような革命的な提案であれば、それを行うときは空気を読みきったうえで提案する必要がある。そして提案した限りは何がなんでもやり抜く必要がある。読まないためには読むこと、というのはそういう意味である。ということを24時間君と話した。たまには私もいいことを言う。「えっと、ちょっと途中からわかんなかったんですけど、もう1回いいですか?」と言われる。

 

空気を読まない人と仕事している。