玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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怒りの沸点

▼ずいぶん久しぶりに日記を更新する気分。もう十何年書いているわけで、さすがに書けないということはなく、書こうと思えばひたすらどこまでもなわけですが、これは時々くる例のやつではないか。「飽きたのでは」という。人は飽きる。飽きるというのは発見がないから飽きるのだと思っていた。何かに飽きたとき、人は飽きの原因をその物事に求めるが、本当は自分に飽きているという。自分の中に成長がなく、手に入れたものが自分の中で変化しないから飽きるとあった。ニーチェが言っている。だいたいなんでも言ってるんだよ、ニーチェは。

 

考えてみれば、たしかにそのような気もしないではない。とはいえねえ、やっぱり飽きるのではないか。ゲームとか。そんなわけで『Destiny2』ばっかりやっていたら更新しなかった。そんで『Destiny2』も飽きつつある。

 

 

 

▼ラグビー、負けてしまいましたね。面白かった。ラグビー日本代表の前ヘッドコーチであるエディ・ジョーンズをとりあげたドキュメンタリー『ブライトンミラクル The Brighton Miracle』も面白いですね。今まで負けが当たり前で悔しがることもなかった日本チームをいかにして戦う集団に変えていったかということが描かれています。

 

 

朝5時だか6時から練習させるという地獄の特訓をやっている。キャプテンであるリーチ・マイケルも家庭を犠牲にしてがんばったというエピソードがある。奥さんがリーチと新居を見に行きたいのだけど、約束した時間になっても毎度のごとくリーチが「練習したいから」と断るんですね。で、奥さんは何回も断られて機嫌が悪くなるという。これが繰り返されるんですけど、そのたびに「このエピソードいる?」とみょうな気分になる。ずいぶん薄いの放り込んできたな。ザ・どうでもいい話。

 

日本語、英語、両方話せる役が多く、こういった映画を作るときは役者が大変ですね。どうしても日本語に違和感がありました。それでも作品は面白かったです。

 

 

 

▼怒りの沸点が高いせいか、あまり怒るようなこともない。何かあっても自分が我慢して済むのなら、我慢して済ませることが多かった。でも最近、ちょっと思うこともあり、場合によってはきちんと言うべきなのではと思うようになった。自分が我慢して場が収まったとして、また他の人たちが嫌な目に遭うというのも問題に思える。

 

だが、困ったことに私がそんなに怒っていなくて、他の人は嫌だろうなという場面がけっこうあるのだ。このときに無理に怒るのもなんだか嘘っぽい。仕事で、ためらいなく「ばかやろう!」と怒れる人を見ると、ちょっとうらやましかった。短気だとストレスもたまらず健康なのではないか。自然な感じで「ばかやろう」と言えるんですよね。私にはあれがない。「ば、ば、ばかやろう?」と訊いちゃいそうな感じがある。言い慣れてないのだな。何事も練習である。いろんなことに怒っていかなければならない。ツイッターで芸能人にいきなりケンカを売っていくような、狂人精神で行かねばならない。間違った方向に行っている気もする。

 

 

 

▼明日、即位礼正殿の儀ということで10月22日は祝日の様子。私に仕事をくれている会社は日本でないのか祝日ではなかった。謎。

 

即位を祝うということで55万人に恩赦があるというニュースを見た。恩赦というのも不平等なシステムのような。時期によって罪が軽くなるのは量刑の公平性に反する。今、罪を犯していた人はお得! という。私も何かやっておくべきだったか。もう間に合わないけど。

 

 

 

▼映画の感想『LORGAN/ローガン』を書きました。Xメンのローガン(ウルヴァリン)の作品。実に悲しいことになってしまった作品です。なんだか感想も支離滅裂。面白かったんだけどー。