玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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ノーベル文学賞

▼この時期になると、村上春樹はノーベル文学賞を受賞できるかというニュースが流れる。もはや秋の風物詩。村上春樹を秋の季語として登録してもいいような。本人、嫌がりそうですけど。

 

賞をとってもとらなくても本の内容は変わらないわけだから、どうということはないはずだけど、ファンは外国の権威に認めてほしいものなのだろうか。価値を認めるのが自分だけでは駄目ということか。出版関連の方は売上に関わるけれど読者にとってはどうでもいいことに思える。というようなことを書いて、はや何年。今年も書いてしまった。来年以降も書くのでは。

 

 

 

▼Dlifeというチャンネルをよく観ていますが、そのCMで生島ヒロシさんをよく見かける。テレビショッピングで様々な商品(明太子、ウナギ、健康食品、梅干しなど)を売っている。自分が使わない物、あまり好きではない物だと、つい推せない部分が出てしまい、変な後ろめたさが出そうだけれどヒロシは全力で推すから偉い。「すばらしいですねぇ、これは!」と満面の笑みで推せる。

 

それが女性物のダイヤペンダントだろうがアコヤ貝真珠ネックレスだろうが関係ない。自分が使わない物を全力で褒められる。これがプロでなくて何がプロだろうか。いっそ清々しいとはこのこと。生島ヒロシを見るたびに「プロだなあ‥‥」とため息が漏れる。魂の売り渡しっぷりがすさまじい。いや、そもそも最初からヒロシの心にそんなものはなかったのだ。そこにあったのは販売のプロとしてのプライド。私はアコヤ貝真珠ネックレスと共に、ヒロシの魂も買うのだ。また適当なこと書いた。

 

 

 

▼ポイント還元について調べたら政府のページがわかりやすかった。ここに掲載されてないカード会社もポイント還元をやっているところが多い。具体的にポイントがどう還元されるのかなと思ったらカード会社によって違うんですね。引き落とし時期に自動で引き落とし金額から相殺されるものや、自社ポイントに貯まるものがある。私はネットショッピング以外でカードを使ったことがなかった。実際に近所のスーパーで使ってみたところ、あまりに便利なので驚く。今まで隣の村まで穴の開いた巨大な石をゴロゴロ転がして買い物に行っていたのに、世の中、便利になっていたのだ。世間知らずがとまらない。

 

とはいえポイント還元事業は来年6月までの9か月間というので、それが終わってしまえばまた現金生活に戻るのかな。お財布にある分だけ使うというほうが身の丈にあっているような気がするのだ。また石を転がすトレーニングしとこ。ゴロゴロ。

 

 

 

▼香港だけでなくインドネシアでもデモをやっている。こちらは学生に二人死亡者が出ている。民主主義を当然として生きてきたけど、世界ではそんなこともないのでしょう。イギリスのエコノミスト・インテリジェンス・ユニットが世界167の国・地域を対象にした民主主義指数を毎年発表している。

 

 

大雑把にいえば緑の部分が民主主義になります。「完全な民主主義」「欠陥のある民主主義」を合わせても44.9%。「混合政治体制」は23.4%、「独裁政治体制」は31.7%とある。独裁が世界の約1/3ということに恐ろしさを感じる。香港、日本とも「欠陥のある民主主義」に含まれています。民主主義でない国・地域の方が多い。民主主義は当たり前のものではないのですね。