玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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鈴木奈々

▼タレントの鈴木奈々さんが家賃六万円の家に住んでいると言っていた。何千万も稼いでいるのに立派だなと思う。女版オードリー春日みたいな人である。生活水準を上げるのは簡単でも落とすのは難しい。低いところで満足できるなら、そのまま低く抑えたほうがいいと思う。

 

以前に一度書いたが、象箸玉杯(ぞうちょぎょくはい)である。殷の紂王(ちゅうおう)が象牙の箸を作ったとき、家臣の箕子(きし)が語った話。象牙の箸を使うなら、今まで使っていた素焼きの粗末な器ではなく、玉(翡翠)や犀の角の杯を使いたくなる。象牙の箸に玉の器で食事をすれば、そこには豆の葉や黍(きび)の汁ではなく、水牛、象、豹の肉が盛られるだろう。豪華な食器に豪華な食事をするとなれば、粗末な衣服や家屋でも満足できず、やがて錦の衣服に豪華な宮殿を求めるだろう。人の欲に際限はなく、箕子はそれを恐れた。

 

贅沢を避けるのは賢い。お金を使おうと思えば、いつでも使えるわけだし。東京にマンションを借りれば便利だけど、旦那さんと一緒にいるために茨城から電車で通ってくるというのにも感心する。別居しないのが立派。もしマンションを借りれば夫婦関係も少し変わってしまうだろう。天然キャラで売っているけれどとても賢く感じる。

 

旦那さんが工場勤務というのもすごい。奥さんが鈴木奈々であれほど稼いでいるならば、仕事を辞めて一日パチスロ三昧にもなりかねない。私ならばなる。夫婦そろって立派なもの。つくづく鈴木奈々に感心してしまった。あと、私は鈴木奈々がテレビに出ていると、やかましいのでチャンネルを変える。

 

 

 

▼映画の感想『下妻物語』を書きました。2004年と、少し古い映画ですが面白かったです。気楽に観られるコメディ。ロリータ・ファッションにはまる女子高生とヤンキーの友情物語。ヤンキー役の土屋アンナのハマりっぷりがすばらしい。違和感のなさがすごい。流れているねえ、ヤンキーの血が。