玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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盛夏

▼盛夏の候、いかがお過ごしでしょうか。連日36度以上。暑すぎて死ぬ。よりによってこんな日に扇風機が壊れた。うんともすんとも言わぬ。タイマー機能は生きており、「ジジジジジ‥‥」という耳障りな音をさせながら3時間、計測することができる。扇風機の羽根は回りません。巨大タイマー(邪魔)が誕生した。死。

 

 

 

▼今年も夏祭りの手伝い。私は地域のコミュニティに積極的に参加するような人間ではなかったので、自分でも意外。自分にはわからない面があるということかしら。ふうむ。ケーキも唐突に焼きだしたわけで、今後も新しい何かに突如目覚めることだってあるかもしれない。野菜ソムリエの資格をとったかと思えば写経を始め、熱狂的な撮り鉄となって場所取りのケンカで暴力事件を起こすかもしれない。反省して天竺にお経をもらいに行くかもしれない。天竺て。

 

暑いからといって適当書きすぎなのでは。

 

昨年、一緒に祭りを盛り上げた方たちとも再会できて楽しかった。みな元気そうで良かった。炎天下の中、張り切ったせいで翌日は使い物にならず伸びている。普段もたいして使い物にならないけども。

 

 

 

▼「よりによってこの時期に壊れるのはいかんぞ」と、扇風機を諭していたところ動いた。神はいる! いや、これ、私が神なのでは? わははは。43歳にして神とか言ってるやつ、ヤバい。

 

 

 

Amazonで買い物。レビューを見て違和感を感じた。業者やサクラの書き込みが増えているとは聞いていたけれど、このことか。今まではサクラのレビューというのは、日本語が明らかに変でわかりやすかった。家電などは特にサクラが多い。だが、サクラも洗練されてきたようで極端におかしな日本語は減っている。レビューに使う名前もごく普通の名前。文章も注意してみれば少しおかしいぐらいで、なかなかわからない。

 

他に判断のポイントといえば、書き手の他のレビューを見ると、すべての商品が星5(満点)になっているぐらい。これは明らかに怪しい。もう信用できるのは、変な自分語りから始まる長文レビューしかない。「小生、愚考するに」などという書き出しから始まる個性の強烈なレビューは100%信用できる。ちょっと面倒くさい人に頼るしかない時代がやってきた。

 

AIが賢くなってサクラを自動判別して排除できないだろうか。だが、そうなると、サクラもより賢くなり「小生、愚考するに」とレビューし出す可能性がある。よもやこの書き出しでサクラはあるまいという心理的な穴をついたサクラが誕生する。殺虫剤を使い続けた結果、殺虫剤に強い最強のゴキが発生してしまうというイタチごっこ。もはや叩いて殺すしかない。