玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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バーベキュー

▼ばかうけのバーベキュー味を食べる。なるほど。安定。星3.5の美味さよ。しかし、バーベキュー味というのがよくわからない。バーベキューというのは外で肉や野菜を焼いて、みんなで食べることではないか。バーベキュー味とは。

 

 

バーベキュー味で思い出すのがカルビーの『サッポロポテト』だった。好き。バーベQのQだけアルファベットだったのか。知らなくていいことを知って生き続けていく。

 

仕事で部長に電話。家族とバーベキューに行くと言っていたから邪魔したくないが仕方ない。部長に電話を掛けようとするも番号が見当たらない。携帯に登録してあったと思ったんだけどな。困っていたら携帯が鳴った。着信表示に「森で一番頭のいいゴリラ」と出た。そうそう、前に無茶苦茶な納期を設定されたときに頭にきて名前を変えたのだった。「も」から始まるのかあ。どうりでね。ゴリラの「ゴ」かと思ったら「も」かあ。探してもないはず。

 

すっかり機嫌のよくなった私だが、アレ、ひょっとして電話帳の登録名って相手方に表示されませんでしたっけ、と脅えだした。それはメールアドレスだっけ。なにせ相手は森で一番頭のいいゴリラ。話は通じるようで最後は暴力で解決してくる。

 

部長、家族バーベキューで暇なのかやたらと世間話をしてくる。用事は30秒で済んだのだが解放してくれない。奥さんから、トイレで座って用を足すようにといわれ夫婦喧嘩になっているらしい。そっかー。それはそれは。死ぬほどどうでもいいような。オスにとっては去勢に等しいぞ、という主張を繰り返す部長。

 

奥さんからすると尿の飛沫が飛び散るから汚いということなのだろう。私も家ではずいぶん前から座って用を足している。掃除に余計な手間がかかるから面倒なのだ。たしかに立ってやるほうが時間は早いし、簡単だ。部長には、掃除をする人の身になりたまえよと言っておいた。しかし、日曜にわざわざ電話をかけてきて話すことか。

 

 

 

▼『エクスパンス ~巨獣めざめる~』が全然流行る様子がない。面白いのにー。だが本格的に面白くなるのはシーズン2からなので、シーズン1はですね、10話ありますが10時間ほど我慢してほしい。けっこう我慢するな。

 

過去のSFでは宇宙人というのはだいたい悪者として描かれていた。ステレオタイプの宇宙人から脱却したのが『未知との遭遇』(スピルバーグ監督)。悪ではない宇宙人が登場する。以降のSFでは、人以外の知的生命体を、人を導くものや友好的な存在として描くことも増えてきた。ただ、これは悪に対しての善という逆の発想からたどり着いただけかもしれない。では、善でも悪でもないものという描き方はありうるのだろうかと思っていたところにきたのが『エクスパンス』のプロト分子の存在だった。まだシーズン3では全貌は明らかになっていないものの、どういった変貌をこれから見せてくれるのか楽しみ。SFとして、まったく新しい何かを見せてくれる予感がある。

 

 

 

▼映画の感想『ザ・トライブ』を書きました。全編にわたり会話はなく、手話で構成された変わった映画。何が起きているかわからず疎外感を覚える。それが目的といえばそうなのかもしれないが、うーん、退屈だったりも。建物などが荒廃し、塗装がはげていたり、独特の雰囲気がありますね。