玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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セがパより弱い理由

▼お笑い芸人のカラテカ入江さんが詐欺グループの忘年会に出席していたことがわかり、吉本興業から契約解除されたニュースを見る。カラテカの入江さんはとにかく付き合いが広いというイメージがあった。携帯も1台では足らず、複数使いこなす。LINEの登録件数が限界を超えてしまい、今は逆にメールを多用しているとか。なんだそれ。自分に社交性が欠如しているので、社交的というだけで尊敬してしまうところがある。そんな超社交的な人が、超内向的な矢部さんとコンビを組んでいるというのも面白い。コントは見たことないが。

 

入江さんのどこにでも顔を出してみるという信条は、仕事をとってくる人間としてすばらしいものだと思う。今回はちょっと失敗してしまったけれど。忘年会を1日に7件ハシゴしたというエピソードもすごい。私はなるべく人と関わらないようにして、このようになってしまったわけで。本当にどうしても出たくない会合などは親戚を殺して、やり過ごしていた。以前、そうやって断った会なのですが、今回また声がかかってしまった。それでですね、以前に亡くなった伯母の納骨をちょうどその日にやるという連絡が親戚からあった。困ったことに、今度は本当なのだ。先方にどういって断ったものなのか。正直に「今度はマジなやつです」と言うべきなのか。二連続で法事はなあ。最初のは嘘だけど。

 

 

 

▼野球のセパ交流戦が始まった。セ・リーグファンにとってはパ・リーグから一方的に殴られる儀式。それぐらいセリーグは弱い。弱いというのは印象ではなく、2005年から2018年までの14年間でセがパに勝ち越したのは1年しかない。13年間負けている。トータルではパの1044勝、セの920勝、引き分け56(No5)。

 

なぜセはパより圧倒的に弱いのか。ずっと不思議だった。偶然では片付けられない数字になっている。パのDHに理由があるというのがよく言われていること。DH制はパ・リーグに取り入れられており、攻撃時に投手に代わって打席に立つ攻撃専門の選手を用いる制度。DHの場合、投手にチャンスが回ってきて代打を出すという必要がなくなる。そのため、調子のいい投手をどこまでも投げさせることができ、投手が成長しやすいという。

 

だが、この意見だと先発は成長するものの中継ぎや抑えの出番は減少するように思う。その場合、中継ぎ、抑えはセ・リーグに比べて劣るということになる。特にセに比べてパの中継ぎ・抑えが劣っているとは思えない。むしろ、セのほうが投手起用が頻繁なため、中継ぎの酷使が心配されるように感じる。それとDHによって守備に就かないですむため、疲れた選手を休ませることができるというもの。この効果は大きいかもしれない。だが、それでもどこか納得しかねるというか。

 

で、一つ浮かんだのがソフトバンクが強いからという理由。ソフトバンクは圧倒的な資金力があり、早くから3軍制度を取り入れていい選手を育成、獲得してきた。投打とも圧倒的に強い。パはこの強力なソフトバンクを倒さねばならず、その対策で全体の力が底上げされたのではないか。クラブに一人、強い人間がいるとその人間に引っ張られてクラブ全体が強くなることがある。その現象がパ・リーグで起きたのではないか。で、セ・リーグがボコボコにされるという。

 

この説を隣席のTさんに語ったところ、まあ興味がない。人間、そんな興味がない顔ができるのかということに感心。おまえが熱く語ってるから聞いてやらんこともないけど、という。そこそこいい説だと思うのだけど。

 

 

 

▼映画の感想『エクスパンス ~巨獣めざめる~』『フード・インク』を書きました。『エクスパンス』は現在、シーズン3まで公開されているSFドラマ。世界観の構築がすばらしく、政治、民族対立のドラマとしても面白いです。観るのに根気がいりそうですが面白いので是非是非。お薦めです。

 

フード・インク』は食料生産の舞台裏の話。これを観るとO-157などの食中毒は人災なのでは、と思う。今から10年ほど前の作品ですが、改善されているのかなあ。