玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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桜の樹の下には

▼もう平成も終わるのかと感傷的な気分になっていたら、ジェイコムで「平成最後のセガール生誕祭」と銘打ってスティーブン・セガール特集をやっていた。いつもやっとるやないかい。「年忘れセガール祭り」とか。もっともどうでもいい「平成最後の」を聞き、感傷的な気分も吹き飛ぶ。

 

近所では桜が見頃。梶井基次郎の短編に『桜の樹の下には』というものがある。「桜の樹の下には屍体が埋まっている」という言葉はこの短編の中の一節。初めてこの言葉を目にしたとき、短編の内容はさておき、すんなりと納得できた。するりと言葉が入ってきた。あれほど美しい桜なのだから、根元に死体が埋まっていてもおかしくはない。いや、むしろ埋まっていなければおかしい、そんな妖しい美しさが桜にはある。短編を読んだことがない人でも、あの一文だけで感覚が共有できる。文才というのは、こういうことかもしれない。

 

 

 

▼「お湯を沸かす」という言葉がありますが、水が沸いたものがお湯であって、お湯をさらに沸かしてもお湯であり、もう沸いているのだから沸かす必要がない。だから水を沸かすが正しい。つまらないことが気になる。人に料理の手順を説明したとき、「お湯を沸かす」を使えず、「まず、お湯がありますね」など、日本語おぼえたての人みたくなってしまった。たどたどしい。もうおとなしく「お湯を沸かす」を使っとけと思います。

 

すごく久しぶりにあれを作る。水を沸騰させたものに具材を入れて煮込み、味噌を溶いたもの「味噌汁」です。変な書き方をするもんだからまずく感じる。美味しかったのに。

 

 

 

▼新しい温水洗浄便座がつきました。工事費込みで26000円ほど。安。

 

今回は業者に頼んだが、自分で作業もすれば2万円ほどで付けられる。動画で手順を見れば簡単そうなんですよねえ。景気がパッとしないというのも、みんなある程度のことは自分で調べてやってしまうことも大きいのかもしれない。それはそれでいいことのように感じるけど。

 

書きたいことまでたどりつけず、毎回、前書きで終わってしまう。それもまたよい。前書き日記に名前を変えてもいいかもしれない。

 

 

 

▼ゲームの感想「MTGアリーナ」を書きました。面白いのに流行らないのはなぜか。面倒くさそうだからかな。そのとおり。面倒くさいゲーム。ルールが複雑すぎるところがある。何をやっているかわからんうちに殺される「わからん殺し」を食らうこともある。

 

そろそろゲーム禁止令を出さねば。「ファイアーエムブレムヒーローズ」もやめねば。自分でゲームを禁じられるのが小学4年と私の違い。小学生はこうはいかない。ライバルを小学生におくことで優越感を保ちたい。