玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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猫猫

▼明日、新元号が発表になる。次の元号が何かという前に、そもそも本当に新元号がいるかという議論にはならなかった。もうここら辺でいいのではと思うのだけど。西暦から25を引いたのが昭和だったり、書類に書くとき面倒なのだ。西暦に統一するということはキリスト教歴史観を受け入れるということでちょっと難しいのだろうか。そもそも元号自体が中国の仕組みだけど。

 

隣席のTさん(猫好き)と新元号の話をしていたら、「次は猫猫がいいです」と言っていた。なんでもいいとは思っていたが、やはり猫猫はまずいような。なにせ言いにくい。犬派も黙っていないだろう。猫猫がありなら犬犬にしろ、という人々も出る。いや鳥鳥だとか、鼠鼠だとか、今はフクロウだとかカワウソも人気があるとなって、すべてが丸く収まるのは「動物」。もはやこれしかない。だが、そこで出てくるのが魚魚と虫虫。少数派として菌菌もいる。結果、新元号は「生物」となるのでは。ならないと思います。

 

 

 

タイに振り込め詐欺の電話拠点か 日本人15人を逮捕朝日新聞デジタル

大規模な犯罪には人手がいる。だが、人を増やすとどうしてもアホが入る。この問題をどうすべきかが私たちの長年のテーマでした。オイ。

 

というわけで、ここに一つの解が示された。率直にいえば少し感心してしまった。犯行自体は簡単でもその後、秘密を守り続けることが難しい。小銭が入ると人は調子に乗る。アホは特に調子に乗る。お金が入って、キャバクラとかで「あれ、俺たちがやったんだよ」とベラベラ喋って逮捕というのを防ぐには違う国に押し込めてしまうのがいい。なにせ言葉が通じないのだから、話したくても話せない。ただ、金回りの良い日本人と思われるだけ。

 

本当は、虚栄心が少なく、飲みにもいかない、真面目で計画通りに物事を進める実直な人間を集めたいところ。だが、そういった人材は、働いているんですねえ。ついうっかり出来心で働いちゃうんだよなあ、真面目なやつらは。安定した収入が見込めるからなあ。何を書いているんだという話ですけど。

 

 

 

▼野球が始まってしまった。今年こそ観ないぞと決意するものの、また観てしまった。そして負ける。ぐぬぬぬぬ。中日横浜の開幕戦は1-8の大敗だった。昭和の巨人戦オヤジならば荒々しくちゃぶ台をひっくり返し、家族にテレビを一切見せないなどの暴挙に出るところ。狂人。しかし、次の日は9-1の大勝。ほほほ。浮かれた。一日ごとに一喜一憂する季節。

 

今年の中日は与田監督。ヘッドコーチは元西武の伊東。伊東は名捕手だった実績もさることながら、西武、ロッテでの監督経験もある。年齢も与田より上ということで、本来ならば伊東が監督をするのが当然に思える。だが中日での選手経験がない。血の問題なのだろう。生え抜きかどうかという。歴史が長かったり、昔強豪だったところは悲しいことに血にこだわる。

 

日本ハムなどはチームにまったく関係のないヒルマン、梨田、栗山などをトップに据えて結果を出してきた。楽天も優勝したときは野村が強くして星野で優勝した。横浜も中畑が監督になってから変わった。今は元横浜のラミレスが指揮をとっているけども。何か大きく変えるには生え抜きから離れたほうがいい。落合監督の後、中日は暗黒期に突入。成績は低迷していた。ここが血を払拭するチャンスだった。ここで監督を伊東にしておけば、外様をトップにすえたという例を作ることができたのに。ずっと家柄や血にこだわり続けている。発想が江戸時代のまま。悲し。泣きながら、ゲーム『スライムランチャー』をクリア。スライムがたくさん出てくるゲームでした。おわり。

 

 

 

▼映画の感想「セールスマン」を書きました。珍しいイラン映画