玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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投資信託で損をした話

▼最近の「で?」っていう話。

 

ウイルスセキュリティソフトをAvastからウイルスバスターに変えた。AvastはひどいときはCPU使用率が50%を超えていて、どこかおかしくなったと思ったのでアンインストールした。ウイルスセキュリティがウイルスみたいになっている。新しくインストールしたウイルスバスターはCPU使用率はだいたい5%以内に収まっている。これで安心と思ったら、ブラウザでページを新しく開くたびに微妙に反応が遅い。開いた瞬間にwebサイトをリアルタイムでスキャン(Avastもやっていたけど)しており、そのときの負荷が高いのかな。CPU使用率5%だがAvastより圧倒的に遅い。どうしたらいいんだろう。

 

実にどうでもいい「で?」という話。

 

 

 

▼ほぼ1週間ぶりの更新。やや身辺がごたついていまして、何かといえば母が投資信託を買っていたという。銀行の人間に、金利が安いので定期預金に預けていてもほとんど増えないと説得されて投資信託を買ってしまったようなのだ。投資信託というのは購入者が資金を預けて、その資金で専門家集団が債権や株式を購入するというもの。債権や株式が上がれば売却したときに資産は増えるし、逆に評価額が減れば当然資産は減ります。預金と違って元本割れもする。

 

投資信託が何かわかってないんですよね。70歳超えてますから。ちなみに私もわかってませんが。母は元本割れの説明を受けており(本人は説明を受けた記憶はないがパンフレットには明記されている)法的に問題はないものの、金融商品の性質を理解していない人間にそういった商品を売っていいのかという倫理の問題がある。一応、「適合性の原則」というものがあって金融商品取引法四十条の一項に、わけわからん人に売っちゃダメですよ、とうたわれてはいるのだけど。

 

毎月、投資会社から届く書類を見て、評価額が減っていることに気づいた母から「元本割れする商品を買っていたらしい」と相談された。債権評価額や手数料などを見てみるとだいたい百万の損失が出ていた。金額はたいしたことはない。解約の手続きももうとりました。やっぱり歳をとると衰える。わけのわからない物に手を出さないという当たり前のことができなくなってくる。

 

競馬の予想屋と同じで「絶対に損をさせない」などと言うのであれば自分が馬券を買えばいいわけで、それをわざわざ人に言うことはない。本当に儲かるならみんな自分で買う。その当たり前がわからなくなる。投資信託で儲けるのは、普通に債権や株式を購入するのよりも難しい。というのは、間にいくつか会社を挟むので手数料もかかってしまう(ノーロードというかからない商品もある)。買っていい人はきちんと勉強している人で、そうじゃない人間が金融商品を買うのは無謀に思える。

 

今まで定期預金を預けていて問題なくて、付き合いのある担当の方から「ちょっとこういった商品をお願いできませんか」と言われれば買っちゃうんだろうなあ。担当者は「仕組みを理解されていると思いました」と言うが、絶対嘘だろうよ。株って言ったら、株のシチュー美味しいねぐらいしか言わないのが母である。ノルマもあるだろうし売りたいのはわかるが、せめてそれが「相手が自分の親でもその商品を売る」ぐらいのモラルはほしい。それぐらい要求してもいいでしょう。今ははっきり違法ではなくても、こういった行為はいつか違法になると思います。

 

で、損失はたいしたことないからいいとして、ちょっと母がしょげているのがかわいそうというか、面白いというか。以前にオレオレ詐欺のドキュメンタリーを観ましたが、金銭的被害もそうなのだけど、その後ずっと「なんで引っ掛かったんだろう。なんて自分はバカなのだ」と自分を責め続けるようなのだ。それと家族から責められたり、バカにされたり、家庭崩壊に繋がるケースもあった。オレオレ詐欺ほどではないにしろ、母も少し傷を負ったようでそれがね、ちょっとかわいそうに思う。

 

「ああ~、百万あったら豪勢な旅行とか、美味しい物が食べられたのになあ!」と私は言ってますけど。傷口に塩を塗り込んで生きていく。

 

そういえばAmazonプライム今田耕司東野幸治さんがやっている「カリギュラ」という番組でオレオレ詐欺選手権(2話)という企画がある。芸人の母親にオレオレ詐欺をやって引っ掛かるか試すという。鬼が考えた企画か。これを観て驚きましたが、いやあ、掛かりますよね。「引っ掛かる奴はバカ」「自分の親は平気」と思っているかもしれませんが、本当に掛かってもなんの不思議もない。私は歳とらなくても、今かかるんじゃないかなー。自信がある。

 

カリギュラ」はちょっと当たりハズレが激しい。攻めた企画が多いからそれはしょうがない気もする。「オレオレ詐欺選手権」や「鹿狩り」の回は面白かったです。

 

 

 

▼トウキョウサンショウウオのあくび

かわいい。これ本当にあくびなのかな。

 

 

 

▼映画の感想「ザ・コンサルタント」「宇宙よりも遠い場所」「LION ライオン 25年目のただいま」を書きました。「ザ・コンサルタント」はベン・アフレックが殺し屋兼会計士。「宇宙よりも~」は女子高生が南極行く話。「LION~」は小さい頃に生き別れになった子が両親を探すが「ただいま」て、題名でネタばれしているな。