玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

▼以前、一緒に働いていたSさんが会社にやってきた。彼女は出産で退職し、今日は近くまで来たからフラッと寄ってみたらしい。こうやって気軽に寄れることが、この会社のいいところかもしれないなあ。殺伐とした雰囲気でバリバリ働いている会社じゃ、こうはいきませんよ。ダメ会社だからこその長所といいますか。ダメだからなあ、ここ。ハイチュウ食べる? それともアルフォートにする?

 

会った早々「まだ、つぶれてないんだ~」などと言われる。バカ言うな。今からつぶれるんだよ。見くびるな。雑談をした後、部長について訊かれる。Sさんは部長の下で働いていたのだ。「部長は‥‥、部長はいない。それでも部長は、僕達の心の中で生き」「遅めの夏休みですか?」と、あっさり見抜かれた。まったく私のことを信用しないところも変わっていない。どうかお元気で。

 

 

 

▼そんなSさんが教えてくれたのがバービージャンプという運動。1日4分ぐらいで痩せるらしい。たった4分で? と思うが、たしかに本人は痩せている。Sさん指導の下、実際にやってみたところ、1分半ぐらいで吐きそうになった。きつすぎるわ。20秒やって10秒休みというのを繰り返すらしい。朝2分、夜2分でいいそうです。1分半でぜいぜい言ってしまった。

 

 

Sさんを送り出して席に戻ったところ、呼吸の乱れが10分ぐらい戻らなかった。口が半開きのまま、ハアハア言っていた。隣席のTさんから「実家の犬がそんな感じでした」と言われる。実家の犬が日記を書いています。

 

 

 

▼尿酸値の値が先天的に高くて、何年かに一度痛風が出ていた。医者の治療方針もまちまちで、薬を飲んで積極的に尿酸値を下げていくべきだという医者と、運動などで体重をキープして薬を飲まずにやっていくべきだという医者がいる。当然、私も薬を飲まずにやっていきたいのだけど。ここ1年の間に2度ほど痛風の関節炎が出たこともあり、どうしようかなあと考えていた。薬を長期間服用することのリスクについて疑問があった。

 

そもそも薬とは何かということを考えた結果、よくわからんかった。実家の犬なので。そこで登録販売者のテキストを読んでみた。登録販売者というのはドラッグストアなどで薬を売っている人(薬剤師ではない)。薬には副作用による危険度のランクがあって、薬剤師はすべての薬(医療用医薬品、要指導医薬品、一般用医薬品1類、2類、3類)を扱えるが登録販売者は一般用医薬品2類、3類だけを売ることができる。

 

本は一応最後まで読んでみたものの、読めば読むほどねえ、人は薬を飲んだらいかんのじゃないかと思う。ほぼすべての薬には、なんらかの副作用があり、長期連用するのもよくない。読んだらますますわからなくなってしまった。あと、テキストを読み通す自信がなかったので、受験の申し込みをしておいた。これで最後まで読むはず。先日、日大で試験を受けてきました。受かったらお薬を売れるようになるのかあ。ふーむ、そういう道もありなのかなあ。

 

 

 

▼映画の感想「アンダー・ザ・スキン」を書きました。スカヨハが出てます。エイリアンが地球人を静かに捕食していきます。地味映画。人間の美醜というのは、なぜあるのだろうか。