玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

とりとめなく

▼べつに歯周病でもなんでもないが、おじいちゃん気分を味わうために歯磨き粉をシュミテクトに変えてみた。シュミテクトって、象のフンの味しない?

 

 

 

▼平成最後の夏は暑い。昭和最後とか平成最後という言葉はよく使われるが、よくよく考えれば一日一日が取り返しのつかない最後の日。常に最後で、もう二度と訪れることなどないのだった。さみし。

 

みなさんを少し淋しい気持ちにさせてなんの得が。

 

 

 

▼久しぶりにドラえもん映画を観たら、背景の描写がずいぶんと細かくなっていた。もちろん声も違う。私が知っているのは大山のぶ代バージョンで、水田わさびのニューどらえもんは知らない。でも、ちょっと観ている間にそれほど違和感を感じなくなった。これからの子供たちは、水田どらえもんを観て育つのだろう。そういう子がAmazonプライムなどで昔ののぶ代ドラえもんを観たとき、どう思うか興味がある。「なんか違う‥‥」なのか「ドラえもんてほんとはこんな声だったのか!」と驚くのか「僕の世代は水田さんで育ちましたけど、大山さんの低音ボイスは独特で、昭和の趣を感じますよね」なのか。3番目の子、嫌だな。

 

そういえば、「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」でのび太の家が薄型テレビだったことに衝撃を覚えた。まだ、私の部屋のテレビがブラウン管だというのに。厚型テレビである。しかも絶好調。昭和いまだ死なず。

 

 

▼本当のことをいえば買い替えたいのだが、壊れてないのに棄てるというのが貧乏性なもんでできない。今のままだと録画機器が繋げないんですよね。接続ケーブルの形が違っちゃってるから。観たい映画も、その時間に家にいないと観られない。結果、「ご縁がなかった」ということで済ましている。なければないで、なんの不自由もない性分らしく、ここまで来てしまった。

 

 

▼親戚から遊びに来ると連絡があった。不人情不義理な性格ゆえ、「ああ来るのか‥‥」と気が重い。これは親戚に限らず、実は友人でもそうなのだけど、会えば会ったでそこそこ楽しいのだけど生来のめんどくさがりでどうしようもない。憂鬱になりさえする。自分のような人間に会うのではなく、ディズニーランドにでも行けばいいじゃないかと思う。ディズニーランドに行けば陽気なミッキーマウスがいるが、ここにいるのは陰湿なネズミ男である。よくこんなところに来るなあ。

 

今日はいつにもましてとりとめのないことを書いてしまった。あと、金持ちの家に遊びに行きました。なんと扇風機が3万円もすることに驚き。高い扇風機と安い扇風機の何が違うかと言えば、高い方は微風が出るんですね。実に品のあるそよ風。安い奴は弱中強しかないバカでガサツな感じ。四千円以上する扇風機を知らずにそだったゆえ、そよ風に物足りなさを感じてしまう。

 

パーティ―オーガナイザーとか、モデルだとか、クラウドファンディングで食べてる人だとか、怖い職業の人たちが集まり出したのでビビッて帰った。魔境。ペンキ屋とか、板前とか、もっとわかりやすい連中はおらんのか。

 

 

▼映画の感想「アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち」を書きました。エドガー・アラン・ポー原作のミステリー。19世紀の雰囲気が好きな人なら。